莉緒「やっぱ馬場ちゃんち落ち着くわー」
麗花「事務所の人と飲むのはお花見以来かな?」
風花「麗花ちゃん学生だもんね~」
千鶴「わたくしもこういった合会は久しぶりですわ」
グリP「僕までお邪魔しちゃっていいのかな?」
莉緒「プロデューサーくん緊張してるの?かわいいわね」
グリP「そりゃアイドルの家だから!もう夜も遅いし」
このみ「うふふ、明日まで帰さないわよん」
莉緒「ヘタに出てってカメラに収められたらスキャンダルだから、仕事を失いたくなかったら気をつけてねプロデューサーくん」
グリP「き、肝に銘じておきます」
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莉緒「私はもちろんお酒だけど。はい日本酒」
風花「同じく、焼酎を少々~」
グリP「餃子を買って参りました」
麗花「プロデューサーさん、それはちょっと……」
グリP「え?ダメ?!」
莉緒「ちゃんとニンニク抜いてるんでしょうね」
グリP「あ、ああ。……なるほど」
千鶴「まったく、これですから男は」
このみ「え?餃子おいしいじゃん。なんで?」
莉緒「まあ私もあんまり気にするほうじゃないけど」
風花「近頃はハーブニンニクというものがあるそうですよ~」
このみ「ああブランデーはもう買ってあるよ」
麗花「そうなのですか?!」シュン
このみ「いあいあ何本もあって困るもんじゃなし」
麗花「このみさんのキッチン、お酒専用の棚があるんですね」
莉緒「ラインナップも芸術的よ、分かるかしらね」
麗花「す、すいません。お酒はあんまり」
風花「麗花ちゃんはまだ成人したばかりですからね~」
麗花「風花さんには分かるのですか?」
風花「うふふ、そこそこです」
グリP「僕にもよく分からないです」
千鶴「わ、私もワインだったら詳しいのですけれど」
麗花「ずいぶんと大荷物ですね」
千鶴「わたくしはキャベツと」ガサッ
このみ「…………」
千鶴「しいたけと」ガサッ
グリP「…………」
千鶴「ほうれん草と」ガサッ
風花「…………」
千鶴「鮭の切り身」ガサッ
麗花「…………」
千鶴「念のため醤油」ガサッ
このみ「醤油ぐらい常備してるわよ」
莉緒「というか、所帯じみてる」
千鶴「なっ、わ、わたくしがそんな!」
このみ「なんかツマミって感じでもないじゃん」
千鶴「み、みなさんお腹すいているかと思って」
グリP「僕はすいてるけど」
風花「じつは私もです~」
このみ「ちゃんと惣菜は買ってるよ。ツマミも」
莉緒「いいじゃない、せっかくだから作ってもらいましょうよ」
麗花「私にも手伝わせてください、千鶴さん」
千鶴「じゃあキッチン借りますわね」
グリP「みんな、ドラマ撮影お疲れ様!」
一同「かんぱーい」
グリP「今回のドラマどうだったかな。……アダルト組はみんな教師役だったっけ」
このみ「フンッ」ドカッ
グリP「ゴフッ」
莉緒「馬場ちゃんだけおこちゃまに混じってたわね」
このみ「明らかにキャストミスだわよ!ハゲの校長に頭なでられるわ、成長期言わされるわ、パン食わされるわで毎日ストレスだったんだから」
麗花「いいじゃないですか、このみさんの生徒役。教師サイドは合唱にも参加できなかったんですよ~」
このみ「おかげでいい子守り役よ、小学生と中学生のキャストをまとめるのがどれだけ大変だったか」
莉緒「みんな馬場ちゃんのこと舐め腐ってるからね」
麗花「そ、そんなことないです!」
風花「このみさんを尊敬している人は多いですよ~」
このみ「どうだかねー」
このみ「あ、当たり前じゃない。こっちはプロでアイドルやってるのよ」
グリP「年下の面倒も見てくれて、オトナって感じでしたよ!」
このみ「え?!私オトナっぽかった?セクシーだった?」
グリP「いや、セクシーって話とは違いますけど」
このみ「そこは黙って頷いときゃいいんだよっ」ボコッ
グリP「グハッ」
千鶴「実際、このみさんに助けられた部分は大きいと思いますわよ」
麗花「そうですよね~。ヤング組はどうしても仕事意識が低くて散漫ですから」
グリP「近場のキャストにオトナが一人いるだけで違いますよね」
風花「プロデューサーも麗花ちゃんも饒舌ですね~」
麗花「え、そうなのですか?」
莉緒「あんた監督にも遠慮なく文句言って脚本の訂正を求めたでしょ」
麗花「それ、けっこうみんなやってたと思いますけど」
風花「あそこまで監督に向かってはっきり言った人は麗花ちゃんだけかも」
このみ「若い子は次があるから余裕だわよね」
千鶴「わたくしもあそこまで強気には出られませんわ」
麗花「え?……ええ?!」
グリP「でも、どの教師役よりも教師役をまっとうしてたのは麗花だったな」
風花「私も一所懸命教師を演じましたよ~」
グリP「あ、いや。フォーマルな教師像に近い教師役って意味で……ゲフンゲフン」
麗花「私は中学時代の憧れの教師を意識して演じましたから」
このみ「ケッ、あたしにゃ関係のない話か」
麗花「でも緊張しっぱなしでー、ぐぬぬ。自分では大満足でしたが」
千鶴「その緊張感もいい方に向かっていましたわよ」
グリP「逆に莉緒に関してはまったく緊張を感じなかったな」
莉緒「あら、そうだったかしら」
グリP「こっちはハラハラでしたけれどね」
千鶴「莉緒さんはもう少しエロスの塩梅を薄められたほうが……」
莉緒「ドラマってセーフとアウトの境界がよく分からないのよね」
このみ「それはドラマの内容によるでしょー」
莉緒「そうね深夜ドラマだったら全開だったわ」
千鶴「そ、それはそれでアウトっぽいですわね……」
風花「それで、どうやって試されたんですか?」
麗花「うんうん」
グリP「それを聞いちゃうか」
莉緒「まあ実験的に、プロデューサーの前でポーズを取って」
このみ「アウト!セーフ!よよいのよい!」
莉緒「プロデューサーくんは固すぎるわよ」
グリP「いや、いちおう若者向けのドラマですし」
莉緒「さいきんの若者もあっちには意外と寛大なものよ」
このみ「よよいのよい!」
グリP「このみさん、もう酔いが回ってきてませんか」
このみ「そんなことないよ」
莉緒「グラビアで作るポーズがデフォルトされているから、難しいのよね」
麗花「ところで、風花さんもアウト出されてませんでした?」
風花「うっ……」
グリP「出てましたね。監督からエロを抑えてって」
風花「普通に演技して、普通にふるまっただけなのに……」
このみ「よよいのよい!」
風花「酷いんですよ、台本で思わせぶりなことをさせておいて。いざ、それをやったら刺激が強すぎるって文句をつけてくるんです」
グリP「風花は訂正が多い方だったな」
風花「シュン……」
グリP「まあダメ出しじゃなくて、医療行為といいますか」
麗花「風花さんはなにも悪くないですね」
莉緒「悪いのはその魔性のボディよね」
風花「うぅー」
このみ「半分よこせオラァ!」グニッ
風花「ひゃあ!」
グリP「このみさん陥落が近いですね」
麗花「はやっ……」
莉緒「身体が小さいと内蔵も小さくなるから、しかたないわよ」
莉緒「無難だったわね」
風花「あわわ、身も蓋もない言い方ですね」
千鶴「あんまりですわ!」
麗花「でも私は知ってますよ」
グリP「え?なにを?」
麗花「千鶴さんに『わたくしの功績はあなたの功績』って言われて、そのあと感動してこっそり泣いてるプロデューサーさん」
グリP「ブッ」
莉緒「うひゃー、はずかし~」
千鶴「な、な、な、な!」
風花「プロデューサーさんも千鶴さんも顔が真っ赤です」
莉緒「むりやり褒めにきたわね」
千鶴「カァーッ///」
グリP「お世辞じゃないぞ。ちゃんと『衣装さん・メイクさん・小道具さん・カメラさん』の名前を最初に覚えて、彼らと誠実にドラマを作っていたんだよ、千鶴は」
麗花「ぜんぜん無難ではないじゃないですか!」
風花「無難どころか素晴らしいですよね」
千鶴「あ、あ、あれは、わたくしのためにお洋服やお化粧を用意してくれるのが嬉しくて!」
このみ「だてに所帯じみてねぇな!」
千鶴「あわわわわ……」
莉緒「千鶴は褒められることにもう少し慣れた方がいいわ」
風花「プロデューサーさんが普段からちゃんと千鶴さんのことを褒めてあげないからですよ」
グリP「うぅ、反省します」
麗花「ぎ、ギクッ!」
風花「見た目は完全にカップルでしたよね、教師の役柄上スーツの二人ですし。砕けた雰囲気のラーメン屋ですし」
麗花「み、見てたんですか?!」
このみ「偶然みかけたんだ馬鹿やろー!」
莉緒「さて、どういうことかしらプロデューサーくん」
グリP「お、おおおおおおおお、おおおおおおお」ブルブル
麗花「完全に焦ってるじゃないですか!」
このみ「やましいことがあったんだろ馬鹿やろー!」
グリP「ないです、断じて!」
千鶴「まったく、あいかわらず女っ気が多い人ですわね……」
風花「あうっ!」
莉緒「ん?それは初耳かしら」
麗花「『おはよう、ボーヤたち。今日も特別な授業…してほしい?』って!」
グリP「ゴフッ」
このみ「いかがわしいぞコラァ!」
千鶴「そんなのばっかりですわねプロデューサー、軽蔑しますわ」
このみ「むにゃむにゃ」
グリP「あっ!このみさんがオネムですよ!」
莉緒「ふとんはたしか、あっちの部屋にあったわね」
グリP「さすが飲み仲間……」
このみ「ぐがー、ぐがー」
グリP「す、すいません」
麗花「なんかプロデューサーさんのヒザの間に」
風花「すっぽり入っちゃいましたね」
千鶴「まるで親子みたいですわ」
莉緒「せっかく持ってきたのに」
グリP「持ってたなら、布団に移動を」
莉緒「しなくていいわよ。気持ちよさそうに寝ているんだから、そのままにしてあげなさい」
グリP「あはは、娘ができたらこんな感じなんですかね」ポンポン
風花「すっかり身体を預けてますね」
麗花「なんか、風花さんが言うとちょっと……」
莉緒「エロい」
千鶴「プロデューサーの胸の中、気持ちよさそうですわね……」
麗花「なにがですか?」
莉緒「男の人の」
麗花「…………」
風花「…………」
千鶴「…………」
グリP「…………」
莉緒「プロデューサーくん、なんか反応してない?」
グリP「しししししししてないです!」
麗花「あっ、あんまり大きな声だすと」
このみ「ぐがー、ぐがー」
風花「起こさないように、ですね」
千鶴「…………カァーッ///」
グリP「千鶴って本当に顔に出るよな」
麗花「プロデューサーさんといい勝負です」
風花「その話、続けるんですか?」
千鶴「男の人もいるんですから、お下品な話は」
麗花「止めておきましょうね」
莉緒「このメンツじゃムリかしら」
このみ「がー、がおー」
グリP「このみとはよくそういう話を?」
莉緒「別に、人並みだけど」
麗花「と、ところで。この事務所の打ち上げですけど」
風花「はい」
麗花「プロデューサーさん以外のPさんは来ませんでしたね」
千鶴「それぞれの担当アイドルとのお付き合いがありますからね」
グリP「そうそう。とあるPはエミリーのドラマ鑑賞会に巻き込まれたって」
莉緒「そういえばしきりにドラマDVDを配布して回ってた娘が何人かいたわね」
風花「その鑑賞会って今日やっているんですか?」
グリP「今日でしょうね。じゃなかったら、この打ち上げに来ているでしょうし」
千鶴「それもアイドルの家でかしら?」
グリP「いやー、おそらく事務所でしょう。大きいテレビもスペースもありますし」
麗花「事務所でビデオお泊り会かー、それも楽しそうだなー」
グリP「肝心のPは嫌がってましたけれどねー」
莉緒「ヒマがあったら、茶々入れに行こうかしら」
グリP「事務所まで隣駅ですよね」
莉緒「そうね、自転車で二十分かからないわよ」
麗花「なにかあるんです?」
グリP「監督から完成したドラマDVD貰ってますよ」
風花「ええー!」
千鶴「そういうことはもっと早く言っていただかないと」
莉緒「これだからプロデューサーくんは威厳を持てないのよ」
麗花「プロデューサーさんって抜けてますよね」
グリP「みんなひどい!」
このみ「ぐがー、ぐがー」
グリP「じゃあ、このDVDセットして下さい。いま僕は動けないので」
このみ「むにゃむにゃ」
麗花「はいはい。セットしますよ~。スタート!」
麗花「一人、めっちゃくちゃウマい人と」
風花「一人、めっちゃくちゃヘタな人がいますね」
千鶴「まあ誰とはいいませんけど」
グリP「あはは。このドラマ、よくできてますね」
麗花「よくできてないと困ります」
風花「私たち、あんなに頑張ったんですからね」
莉緒「ああ、やっぱりドラマっていいわね」
グリP「本当、みんなお疲れ様でした」
おわりです。ありがとうございました!
みなさんは満足の結果を得られましたか?
私は屋上の完走を捨てて、エンドレスでHRドロップを狙いましたが結局落ちず。
不完全燃焼気味です。
イベントに関しては千鶴の
『わたくしの功績はすなわち、プロデュ-サ-の功績ですわ。共に胸を張って笑いましょう!』
というセリフに本当に感動しました。
このあとエミリーの鑑賞会SSにつなげようかと思います。
明日またこの板に失礼します。
http://i.imgur.com/zSU4Hw6.jpg
馬場このみ(24)
http://i.imgur.com/uYAGXmA.jpg
http://i.imgur.com/Q2kbwe5.jpg
百瀬莉緒(23)
http://i.imgur.com/iLh034e.jpg
http://i.imgur.com/0DfW4GU.jpg
北上麗花(20)
http://i.imgur.com/dmWeudk.jpg
http://i.imgur.com/8CXSpAl.jpg
豊川風花(22)
http://i.imgur.com/ZOH9FCd.jpg
http://i.imgur.com/kFsQ6Kn.jpg
二階堂千鶴(21)
おかげで屋上アイドルのフューチャリング台詞はほとんど見てないのが心残りだが
何はともあれおっつ
とうとう俺の嫁が来たか!(ガタッ
新イベはまつりと伊織でしたね、大勝利。
SS失礼します~
琴葉「プロデューサーは学園ドラマに興味がありそうだったので、オススメ作品30巻セットみてください!」(原作)
亜利沙「ありさの学園ドラマアーカイブ、こんど貸してあげますっ♪」(原作)
百合子「私、普段あまりテレビをみないので、なにかオススメのドラマがあれば教えてください」(原作)
グリP「えー、以上。ひょんなことから都合が一致しましたので、事務所で鑑賞会を開催しようと思います」
一同「お疲れさまでした~」
グリP「打ち上げも兼ねて、寿司を頼みました。松コースなので心して食べてください!」
亜利沙「ありさ、ホタテが苦手です。エミリさんにあげるです」ヒョイ
琴葉「ごめんなさい。私はウニが少々。エミリさんお願いします」ヒョイ
百合子「ウナギはダメ、これは悪魔の食べ物です。エミリさんどうぞ」ヒョイ
グリP「てめえら心して食えや俺のポケットマネーやぞ!」
エミリー「仕掛け人さま、私がちゃんと食べますから」
エミリー「済ませてあります。日本のお友達ができたって両親も喜んでいます」
百合子「私も普段は人見知りですから。友達とお泊りって言ったら快く承諾してくれましたよ!」
亜利沙「モチのロンです!このチャンスは逃がしませんよ!グヒヒヒ、アイドルちゃんとお泊り」
琴葉「私は母親とちょっと口論になってしまいましたが、ちゃんと話はつけました」
グリP「おいおい琴葉、だいじょうぶかよ」
琴葉「仕事の一環と言って納得させました。打ち上げも歴とした大人の付き合いです」
グリP「そ、そんな堅苦しいものじゃないぞ」
琴葉「分かってます、言葉のアヤですよ」
百合子「口述ロジック、テクニックですね!」
亜利沙「では、まず先に亜利沙のオススメドラマをご紹介したいと思います」
百合子「わくわく、どんなお話なの?!」
亜利沙「超金持ちのイケメン男子と、スーパー運動神経のハンサム男子がぱっとしない女子を取り合う話です」
百合子「ご、ごくり。……誰が死ぬの?」
亜利沙「だれも死なないです!」
百合子「じゃあ犯人は?!」
亜利沙「だれも法に触れることはしないです!」
百合子「じゃあロボットは?」
亜利沙「SFじゃありません!人外は一切出てこないです!」
百合子「まさか、ここからヒロインが退学。雇い主に蔑みを受けながらもひたむきに働いて」
亜利沙「ああああああ昼ドラばりのドロドロも、サスペンス要素も一切ないでしゅ!!」
百合子「ちょー!変なのって!」ガタッ
亜利沙「もっと普通の、一般生徒の日常と、ちょっとした甘い非日常を描いた、切ないラブストーリーです!」
エミリー「日本のドラマはそういう日常のエンターテイメントが多いのですか?」
琴葉「それは違うわエミリちゃん。たしかに大衆受けするのは安っぽい日常ドラマだけど、もっとちゃんとした深い物語もいっぱいあるから」
亜利沙「ありさのオススメが安っぽいって言いましたか?!」
琴葉「べつに見下しているわけじゃありませんよ」
亜利沙「いまの言い方がすでに見下しているでしゅ!」
百合子「やっぱり登場人物は半分ぐらい死ななくちゃね」
亜利沙「そんなドラマ変態しか見ないでしゅ!」
百合子「なんですとぉー!」
グリP「ど、ドラマが始まらねぇ……」
百合子「変態はあなたの方じゃないですか」
琴葉「誤解しないでね、エミリちゃん。あんな風にしかドラマをみられない日本人はごくごく一部だから」
エミリー「あ、あのっ……は、はい……」
亜利沙「ありさを奇人扱いするなでしゅ!あなたたちはアイドルとして、もっと可愛さを追求しようとは思わないのでしゅか?!」
琴葉「マジメに仕事に取り組んで、最高のポテンシャルを獲得する。それが私の目指すトップアイドルであり、それは単純な可愛さの一言では言い表せません」
百合子「いまどきカワイイだけのアイドルなんていくらでもいますしね~、もっと殺伐としたアイドルがいてもいいんじゃないですか~」
亜利沙「あ、あなたたちはアイドルの風上に置けないでしゅ!もっとアイドルを自覚して精進するでしゅ!」
ガヤガヤガヤガヤ!
エミリー「ど、どうでしょう。ひとまずは亜利沙さんのドラマを鑑賞してから話しあう、というのは」オロオロ
グリP「よ、よく言ったエミリ!そうだな、まずはドラマだ!そして寿司を食え!着席、着席ィ!」
亜利沙「…………」ガタッ
琴葉「…………」ガタッ
百合子「…………」ガタッ
グリP「(……あ、アカン。三すくみで睨み合っとるがな)」
エミリー「さ、再生いたしますね」ピッ
琴葉「…………」モグモグ
百合子「………」モグモグ
グリP「(いいんだよね!会話がなくてもいいんだよね、鑑賞会って!これが普通だよね!?)」
エミリー「…………うぅ」
グリP「(エミリの顔色が優れない!まさか自分の開催した鑑賞会がケンカの種になってしまって引け目を感じているのか!空気読みすぎぃ!そんなところまで日本人っぽくなんなくていいんだよエミリィ!)」
ドラマ「オーホッホッホッ、ブチャイクの貴方に出番はなくてよ!」
グリP「この高飛車な悪役、ドラマ撮影のエミリの役に似てるなあ、あははは……」
エミリー「そ、そうですねぇ!」
亜利沙琴葉百合子「…………」モグモグ
エミリー「コノ学園ノ合唱部ハーッ、トーッテモ、レベル低イデース!……なんちゃって、てへっ」
グリP「(エミリお前はなんていい娘なんだこのまま抱き上げて家に持ち帰ってギューってしてナデナデしてペロペロしてチュッチュしたいっ、ああ、いい娘ー!)」
亜利沙「普段とギャップがあって、とっても可愛かったのです、エミリさん」
百合子「奇抜ぶりもあって、スタッフの注目も集めてましたよ、エミリさん」
エミリー「そ、そうですか!えへへへ、とっても嬉しいです!」
グリP「ほかのみんなも最高の演技はできていたぞ」
琴葉「当然です。自分の力を全て出し切る、それは義務ですよ」
亜利沙「ありさも可愛さを追求して演じました」
琴葉「アドリブを大量に投下したのは、その意識があったからかしら?」
亜利沙「言うまでもないです。なにか問題がありましたか?」
琴葉「いいえ、ちょっと可愛かったです」
亜利沙「コフッ(つ、ツンデレっぽくて高得点っ。ありさ思わず萌えて吐血しそうだったでしゅ!)」
百合子「私としては亜利沙さんが羨ましいですよ。アドリブが許されているんですから!」
グリP「百合子のアドリブはまっさきに監督からストップかかったからな」
百合子「ひどいですよねー、ちょっと学園を闇に飲ませようと思っただけなのに」
琴葉「学園を闇に飲ませるCGで何十万かかると思っているのよ」
グリP「そういう以前の問題だけどな」
エミリー「でも監督さんおっしゃってましたよ、百合子さんの佇まいは最近の役者さんの中でもダントツの清涼感だったって」
亜利沙「それこそありさは百合子さんが羨ましいでしゅ、立っているだけで清涼感が出せるアイドルが果たして世界に何人いるか……」
百合子「わ、私っ世界から選ばれし者?!」
グリP「口さえ開かなければなー……」
琴葉「なんですか、その残念そうなリアクションは」
亜利沙「監督の次回作に呼ばれる可能性が一番高いのは琴葉さんなんです、悲しいでしゅねえ……」
琴葉「そ、そんな。やだっ……」モジッ
亜利沙「コフッ(だから不意打ちで萌えさせないでください、心臓に悪いでしゅ!)」
グリP「なんだかんだ、互いの力は認めているんだなお前らも」
エミリー「さすが、大和撫子でございますね!」
グリP「このドラマもなんだかんだ面白いじゃん」
亜利沙「ありさが薦めるのですから、当然です」
亜利沙「えーっと、26話×25分です」
グリP「今日、明日じゃ見終わらないな」
琴葉「できれば私のオススメも皆さんにみて頂きたいのですが」
百合子「あれだけ豪語する琴葉さんのオススメですからね、百合子も気になります」
亜利沙「むむー、じゃあキリのいい13話で切りましょうか」
グリP「でも琴葉のドラマだってDVD30巻分だろ。どうすんだ、そんなに」
エミリー「で、でしたら!定期的にやりましょうよ鑑賞会!」
グリP「お、おお」
エミリー「できればこのメンバーで」
グリP「そ、そうか」
グリP「ぐっ、ぐぅ(マイコはん並のお上品な流し目……、エミリ恐るべし)」
百合子「私も定期的にやりたいです!」
亜利沙「ありさもやりたいですが、……問題は」チラッ
琴葉「うっ。わ、私も参加っ」
亜利沙「親御さんの承諾は得られますか?夜遅くなったり、今日みたいに泊まることも多いと思いますよ?」
琴葉「さ、参加します、意地でも参加するっ!」
亜利沙「ブホッ」
グリP「お、おい。亜利沙、鼻血出てるぞ……」
百合子「こっちの方が見栄えがいいですね」
亜利沙「じゃあ、お皿を取りかえましゅか?」
百合子「丁重にお断りします」
グリP「(なんだかんだで親睦が深まったようで、結果オーライ。あーマジでよかった)」ハラハラ
エミリー「ごちそうさまです、仕掛け人さまっ」
グリP「おー、寿司はうまかったか?」
エミリー「はい、とっても!ところで仕掛け人さまっ」
グリP「おう、どうした?」
エミリー「ドラマが一段落したら、私と裸のおつき合いをいたしませんか?」
グリP「ゴフッ」
亜利沙「プロデューサーさん、鼻血出てるでしゅ」
百合子「こっちのほうがカッコいいですよ」
グリP「じゃ、取りかえるか?」
百合子「丁重にお断りします」
琴葉「え、え、エミリちゃん、それはどういう……」ワナワナ
エミリー「私、いっかい銭湯に行ってみたかったのです」
グリP「そういえば、奈緒が駅前に銭湯ができたって言ってたような」
エミリー「事務所のシャワーでもいいんですが、せっかくですから仕掛け人さまと一緒にお風呂に」
亜利沙「だ、だめでしゅよエミリしゃん!そんなことしたらプロデューサーさんに丸ごと食われちまうでしゅ!」
グリP「お、おい別に俺は裸のエミリを前にしても!」
琴葉「そもそも、そのシチュエーションがありえないですから」
エミリー「でもでも、日本人は裸のおつき合いをすると書籍には――」
亜利沙「それならお安いご用!亜利沙がご一緒させてもらいましゅ!」
グリP「お前こそエミリを丸ごと食うつもりだろ」
亜利沙「人聞きが悪いでしゅね、ちょこっとエミリさんの発育データをこの手で感じとるだけです」ワナワナ
百合子「プロデューサーさんと亜利沙さんはアウトですね。私も気をつけないと……」
エミリー「あのー、みんなで仲よくお風呂に入りませんか?」
琴葉「……えっ?」
エミリー「私、混浴というものを試してみたいのですが」
一同「シーン……」
琴葉「落ち着いてエミリちゃん。混浴が一番いいって書いてあったの?だったらその本はエロ本よ、いますぐに破り捨てなさい。感じるのは日本じゃなくてピーッ」
亜利沙「お前も落ち着けでしゅ」
百合子「まあそこらの銭湯に混浴はないでしょう。いいですよ、銭湯行きましょうか」
グリP「そうだな。一汗流しに行くか!」
ガチャ
莉緒「こんばんは。楽しくやっているかしら?」
亜利沙「ひゃー、莉緒しゃんじゃないですか!」
グリP「どうしたんだ、こんな夜中に」
莉緒「私も今夜打ち上げをやっているんだけれどね。近場だから様子だけ見にきたのよ」
琴葉「ちょっとだけアウト気味です」
グリP「物騒なこと言うなよ!クリーンだよ!」
エミリー「銭湯に行く、という話になってます」
莉緒「思いっきりアウトじゃないの」
グリP「アウトじゃねーよ!昔ながらの日本文化をアウトに持っていくなよ!」
莉緒「いいもの食べるわね」モグモグ
グリP「あああああとっておいた大トロオオオオオオ!」
莉緒「これは松コースのトロね」
グリP「ご明察だよ馬鹿ヤロー!」
収めどころが分からない。
でもおわりです、ありがとうございました!
http://i.imgur.com/82gWvFi.jpg
エミリー・スチュアート(13)
http://i.imgur.com/0qSIjfx.jpg
http://i.imgur.com/kWi7fI4.jpg
田中琴葉(18)
http://i.imgur.com/MUZEoc9.jpg
http://i.imgur.com/1GaLKrd.jpg
松田亜利沙(16)
http://i.imgur.com/t62eurG.jpg
http://i.imgur.com/13gIy2P.jpg
七尾百合子(15)
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