ラカム「なぁーグラン!で?実際の所どうなんだ?ん?」
グラン「どうって言われても……」
オイゲン「団もこれだけ大きくなったんだ。1人や2人いるんだろ?おじさんに話してみろ!」
グラン「2人とも飲み過ぎだって!」
シルヴァ(やけに騒がしいな)
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シルヴァ「!!」
グラン「別にそう言うのは」
オイゲン「あー、隠すな隠すな。お前さんくらいの歳って言やぁよ、手が触れるくらいで意識しちまうもんだ」
ラカム「そーそー、さあ正直に言ってみな」
シルヴァ(実に興味深い話だ。少し立ち聞きさせてもらおう……)
オイゲン「あー、ありゃ将来美人になるぞ!間違いない、俺が保証する!ガキの頃のアポロにちっとばかし似てるからな!」
シルヴァ(やはり若さが必要なのか……)
グラン「ルリアは子供として見ちゃうって言うか、どちらかと言うと可愛い妹って感じ……かな」
ラカム「おっ?嫌がってた割には真面目に答えるじゃねーか」
グラン「じゃあどう答えれば……はぁ」
グラン「いや、イオも子供だから」
ラカム「じゃあクラリスなんて良いんじゃないか?年齢的にも近いし」
グラン「確か前に美少女錬金術師でみんなのアイドルだから恋愛禁止って言ってましたよ?」
ラカム「じゃあいっそのこと種族の壁を超えてみるってのはどうだ!」
オイゲン「若い頃は一にも二にも胸だからなぁ。あの胸は魅力的だろ?まぁ俺くらいの歳になりゃ尻だけどよ!アポロもいいケツに」
グラン「ドラフはちょっとその……」
ラカム「なんだ?苦手なのか?」
グラン「目のやり場に困るから……」
ラカム「シャイボーイか」
オイゲン「じゃあエルーンは?」
グラン「それも……なんとなく性欲が強そうだから……」
オイゲン「グラン……もしかしてお前さん、イン」
グラン「違うから!」
グラン「そうだね……って言うか、まだこの話しするの?そういう2人はどうなんだよ!」
ラカム「俺か?俺の恋人はこのグランサイファーに決まってるだろ。浮気なんてしたらヘソ曲げちまうよ」
オイゲン「俺が今愛してるのは娘のアポロだけだ。女房によく似て来やがって」
グラン「なんかズルくない?それ……」
シルヴァ(お前達の話などどうでもいい!)
グラン「カタリナさん?」
オイゲン「なるほどなぁ。若い頃は歳上の女性に惚れたりもするもんだ」
シルヴァ(…………)
グラン「そうだな……やっぱり僕も歳上の方が好きですね」
シルヴァ(!!!!)
シルヴァ(あ、ああ、あ、あわ、あわてるな、焦るな、こ、ここ、まだ婚期と決まっ、あああせるな!)
シルヴァ(くっ……余計なことを!)
オイゲン「そうだなぁ。騎士で気も強くてしっかり者……まるでアポロみたいで俺も気に入ってるしな!」
シルヴァ(歳上なんていくらでもいるんだ、変に進めるんじゃ無い!)
グラン「確かにカタリナさんは強くて素敵で……カッコイイ人ですね」
シルヴァ(……焦るな、婚期はまた来る)
ラカム「保護者ねぇ」
グラン「僕からしてもカタリナさんは恋愛対象と言うより……ルリアが妹ならカタリナさんはお姉さんって感じかな」
オイゲン「確かに……3人でいるのをよく見かけるが、ありゃ恋人って言うより妹と姉って感じだな」
シルヴァ(……ほっ)
ラカム「じゃあ結局どんなのが好みなんだ?」
ラカム「まさかお前……女に気がないって事は……」
オイゲン「そっち系……なのか?」
ラカム「そういやファスティバと妙に仲が良かったよな……」
シルヴァ(……)
グラン「ちがっ……女性が好きだから!」
ラカム「だからその?」
グラン「あくまで勝手な憧れであって、好きと言うか、気になってるって感じの人なら」
オイゲン「思春期特有の言い訳は良いからさっさと言っちまえよ」
グラン「誰にも言わな」
ラカム「言わねーよ。俺を信じろ」
グラン「じゃあその…………シルヴァさん……かな」
シルヴァ(…………ん?)
ラカム「シルヴァだぁ!?」
グラン「声が大きいよ!!」
カタリナ「シルヴァ殿がどうかしたのか?」
オイゲン「いやいや、なんでもない。こっちの話だ気にしないでくれ」
カタリナ「?」
シルヴァ(ふざけるな!私は27、そっちは29だ!全然違うではないか!)
オイゲン「干支は一緒でも一周違うじゃねーか」
シルヴァ(三週近く離れた爺さんが余計なことを言うな!)
グラン「やっぱりおかしいかな……?」
ラカム「おかしいって言うか……なぁ」
シルヴァ(グラン……)
グラン「でも好きなんだ。シルヴァさんの事が」
ラカム「おっ、好きって言いやがったな!んじゃ俺たちも応援すっから頑張れよ!」
シルヴァ「フンフン♪」
カタリナ「おや?今日の朝食はシルヴァ殿が?」
シルヴァ「ああ、腕によりをかけてご馳走を作るつもりだ。花嫁修行と言ったところだな」
カタリナ「では私も何か手伝いを」
クムユ「カ、カカ、カタリナさんは台所に入って来んじゃねえです!」
ククル「シルヴァ姉を人殺しにするつもりですか!」
カタリナ「何を言っているんだ?私はただ料理の手伝いを」
クムユ「クムユ達は姉妹だから特別なんでい!べらんめー!」
カタリナ「しかし私ももう24、料理の腕も上げておかねば。花嫁修行みたいなものだ」
シルヴァ「今……何か言ったか?」
カタリナ「いや、だからもう24だから花嫁修行を」
シルヴァ「私は27だ!!」
カタリナ「ええ!?それは知っているが……急にどうされたと言うのだ……?」
ククル「もうこれ以上シルヴァ姉を傷付けないで!」
カタリナ「え?えっ??」
シルヴァ「だが私は20代後半!3つに分けても20代後半だ!!それを同じような目線で語るとは……」
カタリナ「お、落ち着いてくれ。悪気があった訳では無いんだ。私の考えが至らなかった、傷付けたなら謝罪もする!」
シルヴァ「フゥー……フゥー……いや、私も大人気なかった。声を荒げてすまなかったな」
カタリナ「こちらこそ、若気の至りで申し訳なかった」
シルヴァ「わ……わ、か、げ、の、い、た、り……?」
クムユ「ひぃー!避難するですー!」
ククル「避難避難!シルヴァ姉、殺しはダメだからねー!」
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