アンチョビ「zzz....」
ジリリリリリリリリリ
アンチョビ「....ぅ」
アンチョビ「んむぅ....」ノソノソ
アンチョビ「....うるさい」カチッ
アンチョビ「zzz....」
アンチョビ「....」
アンチョビ「っ!?」チラ
アンチョビ「9、9時ぃ~!?」
アンチョビ「マズいマズいぞ~!?もう講義始まってるじゃないか!!!」
アンチョビ「早く用意しないと....」チラ
アンチョビ「....」
アンチョビ「そ、そうだった....」
アンチョビ「前期はもう終わったんだった....」ヘナヘナ
アンチョビ「これじゃ驚き損だ....」
私はアンチョビ、今年の3月に高校を卒業し大学に入学したばかりの女子大生だ。
高校時代はドゥーチェ・アンチョビとして日本中に名を轟かせた私も今はただの大学1年生。
しかしそれが嫌だとかつまらないとかそういうことは全くなく、むしろ自由気ままな1人暮らしを楽しんでいる。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1486917570
アンチョビ「私だぁ~....」
アンチョビ「『夏休み初日からだらけるわけにはいかない!!!』って思ったんだけどなあ....」
高校時代と比べれば大学の講義開始は遅い、そして時間割も自由だ。
結果、講義のある日でもかなりゆとりのある朝を過ごしている。過ごしているのだが、
アンチョビ「いざ起きてみるとなんというかその....」
アンチョビ「もったいない気分....」
アンチョビ「でももう完全に目、覚めちゃったなぁ....」
アンチョビ「....」
アンチョビ「しばらく布団でグダグダして
ピンポーン
アンチョビ「....」
アンチョビ「つまりこのチャイムはセールスかなにか
ピンポーンピンポーン
アンチョビ「....正解だから鳴ったってわけじゃないよな?」
アンチョビ「....」
ピンポーンピンポーンピンポーン
アンチョビ「....」
アンチョビ「....わかったわかった出る、出ればいいんだろ!」
アンチョビ「ったく、せっかく無為な時間を過ごそうと思ったのに....」
アンチョビ「はいはいどなたですか~」ガチャリ
???「うげっ!?」バタン
アンチョビ「ん?」
???「ちょっと何するんスか姐さん!!いきなり開けないでくださいよ!!!」
アンチョビ「いやそれは朝っぱらからチャイムを連打された私のセリフだ!」
???「朝っぱらって....、太陽の位置見てくださいよ」ユビサシ
アンチョビ「おぉ~高いなぁ~」
アンチョビ「それはさておき、なんでお前がここにいるんだ?」
アンチョビ「ペパロニ」ジロ
ペパロニ「お久しぶりッス!」ビシッ
アンチョビ「ろくに連絡もしてこないのになんでいきなり....」
ペパロニ「いやぁ~まあまあ込み入った話は上がってからにしましょう!ささ、入って入って!」テクテク
アンチョビ「家主は私だ!!!っていうか勝手に入るんじゃない!!!」
ペパロニ「姐さんの部屋なんて半分、いや8割方私の部屋みたいなもんじゃないッスか~」
アンチョビ「どういう理屈でそうなるんだ!」
アンチョビ「....」
アンチョビ「(まあ見られて困るものなんてないしかまわないか....)」
アンチョビ「それにしてもうちに来るなら連絡くらいしてくれ、そしたら私も準備してだな
ペパロニ「お、これ私たちの写真じゃないッスかぁ~!!」
アンチョビ「ばっ!?お前、それは違うからっ!?」バシィ
ペパロニ「何スか姐さ~ん、もしかして1人暮らし寂しいんスかぁ~?」ニヤニヤ
アンチョビ「違う!!!これは、この写真はだな....」
アンチョビ「ま、毎日お前らを呪うために使ってたんだ!!!!」
ペパロニ「へ~....」
ペパロニ「その割にはずいぶん綺麗に飾ってありますね~」ニヤニヤ
ペパロニ「最近の呪いは小洒落たコルクボードに写真を貼るんスねぇ~、やっぱ女子大生は違うな~うん!」ニヤニヤ
アンチョビ「っ....///」
ペパロニ「そんな~困るッスよ~」
ペパロニ「この荷物見てくださいよこ・れ!」クルリ
アンチョビ「なんで遊びに来るだけなのにこんな大荷物なんだ....」
ペパロニ「それがですねぇ」
アンチョビ「お前のことだからどうせ余計なものばっかり持ってきたんだろ?」
ペパロニ「酷いな~姐さんは、この中には必要なものしか入ってないんスよ?」
ペパロニ「着替え、パジャマ、歯ブラシ、タオル、お財布....」
アンチョビ「....」
アンチョビ「ん?」
ペパロニ「どうかしました?」
アンチョビ「いや、気のせいならいいんだが....」
アンチョビ「な、なんだか旅行みたいな荷物のような
ペパロニ「そりゃそうッスよ」
アンチョビ「は?」
ペパロニ「私しばらくここに泊まるんで、よろしくお願いしま~す!」ペコリ
アンチョビ「....」
アンチョビ「はああああああああああああああああああああ!?!?!?!??!?!?」
・アンチョビとペパロニがこんな調子で日常を過ごすだけです
・特に事件や問題が発生することはありません
よろしければお付き合い下さい
期待
ペパロニ「姐さ~ん、そんな顔しないでくださいよ~」
アンチョビ「....」プンスカ
ペパロニ「せっかく大好きな後輩が会いに来たんですから素直に喜んで
アンチョビ「な ん だ っ て ?」プンスカ
ペパロニ「なんでもないッス....」シオシオ
アンチョビ「....」
アンチョビ「....はぁ」
アンチョビ「まあ来てしまったものはどうしようもないな」ヤレヤレ
アンチョビ「私1人用の部屋だから2人じゃ狭いかもしれないが我慢してくれ」
ペパロニ「さっすが姐さん!」ギュー
アンチョビ「やめろ!午前中から汗かきたくないんだ!!」グイグイ
ペパロニ「まあまあそう遠慮しないで!!!」ギュウギュウ
アンチョビ「あっつい!!!!」グイグイ
アンチョビ「だから言っただろ....」ダラダラ
ペパロニ「なんか冷たいものないッスか~?」ダラダラ
アンチョビ「ほら、自業自得なんだからこれで我慢してくれ」ゴト
ペパロニ「麦茶....」
ペパロニ「もっとこう、女子大生らしいものとかないんスかぁ~しみるっ!」ゴクゴク
アンチョビ「せっかく人が出してやったのに....」
アンチョビ「....」
アンチョビ「女子大生らしい冷たいものって何だ?」
ペパロニ「私女子高生なんで知らないッス」
アンチョビ「....」
ペパロニ「なんかこの前カルパッチョが姐さんそろそろ夏休みかもねーって言っててー」
アンチョビ「ふむ」
ペパロニ「それで来たんスよ!」ピース
アンチョビ「思考するとかそういう概念はないのか....」
ペパロニ「ガイネン?」
アンチョビ「....まあいい」
アンチョビ「大体お前3年生だろ、夏は忙しいんじゃないのか?」
ペパロニ「やだなあ姐さん、戦車道はもう引退ッスよ?大学に入って半年なのにもう忘れちゃったんスか?」ニヤニヤ
アンチョビ「世間の高3は受験勉強が忙しいんだ!」
ペパロニ「あぁ、そのことッスか....」ウツムキ
アンチョビ「(あのペパロニがシュンってなってる....何かあったのか?)」
ペパロニ「....私は大学に行けないんスよ、弟たちもいますしお金はかけられないッス」ウツムキ
アンチョビ「そうだったのか....」
ペパロニ「はい....」
アンチョビ「....ん?」
アンチョビ「1つ確認なんだが」
アンチョビ「お前進学するほどの頭あったか?」
ペパロニ「ないッス!」ペカー
ペパロニ「そもそも進学なんて考えたこともないッス!!」ペカー
アンチョビ「(この野郎....)」
アンチョビ「お前が深刻そうな顔するから何かあったのかと思っただろ!」プンプン
ペパロニ「私そんな顔してたッスか?お腹すいたなーくらいしか考えてなかったんスけど」
アンチョビ「お前が憂いを帯びた顔するのはそれくらいしかなかったなそういえば....」
アンチョビ「でももうこんな時間か、お前のせいで朝も食べ損ねたし」
アンチョビ「早めの昼食作るか!」
ペパロニ「いっえ~い!」
ペパロニ「そうだ、材料あるなら私に任せて欲しいッス!」マクリー
アンチョビ「お、いいのか!だったらお言葉に甘えておこうじゃないか!」
ペパロニ「成長した私に腰抜かさないでもらいたいッスね~」ニヤリ
アンチョビ「....言うようになったじゃないか」フフン
ペパロニ「本当っスよ、もう抜けるどころかぶっ飛んでったッス」
アンチョビ「確かになー」
ペパロニ「まさか冷蔵庫の中が空っぽとは夢にも思わなかったッスよ」ジロリ
アンチョビ「有言実行するとはお前も成長したんだな、うん」ウンウン
ペパロニ「私の成長関係ないッス姐さん」
ペパロニ「どっちかって言うと姐さんが退化してるような....」
アンチョビ「たっ、たまたまだって言ってるだろ!」
アンチョビ「大体お前が連絡してれば買い物ぐらい行ってたんだ!」
ペパロニ「本当ッスかぁ~?」ニヤ
アンチョビ「本当だ!」ビシ
ペパロニ「パスタくらい置いててくださいよ~」
アンチョビ「あのなあ、私は夏休みに入った直後なんだぞ?」
アンチョビ「つい昨日まで試験で忙しかったんだ、家のことなんてしてる暇あるわけないだろ....」
ペパロニ「大学生って遊んでるだけじゃないんスね....ますます行く気が失せました」
アンチョビ「0がマイナスになっただけだろ....」
ペパロニ「にしても缶詰1個は酷いッス!」
アンチョビ「....まあそれは認める」
ペパロニ「しかもイタリアとか全く関係ないサバの味噌煮!アンツィオ魂はどこに行ったんスか!?」
ペパロニ「そんなの食べる女子大生姐さんくらいッスよ!」
アンチョビ「お前が女子大生の何を知ってるっていうんだ!」
アンチョビ「女子大生だってサバの味噌煮やサンマのかば焼きの缶詰食べるんだよ!」
ペパロニ「....」ジー
アンチョビ「....たぶん」メソラシ
ペパロニ「はぁ~、今んとこ姐さんの女子力私らの写真を大切に貼ってるとこでしか発揮されてないッス」
アンチョビ「それはもういいだろ!」
ペパロニ「ま、夕食は何か買いに行くってことで」
アンチョビ「さすがにこれじゃ何も出来ないからな....」
ペパロニ「え?さっき引退したって言ったじゃないスか」
アンチョビ「いや、一応元隊長だろ?まだ後輩たちも勝手が分かってないだろうし」
アンチョビ「引退直後の夏休みくらいはサポートしてやるのかと思ったんだが....」
ペパロニ「....」ポケー
アンチョビ「それともそんな必要ないくらいしっかりしてるのかあいつらは?」
ペパロニ「うーん....」ポチ
ペパロニ「うぉっ!?なんかとんでもない量の着信が来てるッス!?」
アンチョビ「やっぱりな....」ヤレヤレ
ペパロニ「でも姐さん、私はもう引退した身....」
ペパロニ「いつまでもあいつらを甘やかすわけには
プルルルルルルルル
アンチョビ「鳴ってるぞ?」
ペパロニ「....」
アンチョビ「(この上なく嬉しそうだ)」
ポチ
ペパロニ「もしもし、早くも私が恋しく
カルパッチョ『やっと出た!ペパロニあなた戦車庫の鍵はどこにやったんですか!!!』
ペパロニ「へ?カルパッチョ?」
カルパッチョ『いつもの場所に鍵がないから練習ができなくて困ってるってさっき呼ばれたんです!!!』
ペパロニ「へぇ~そりゃ災難だったな夏休みに」
カルパッチョ『最後の練習の時に鍵片づけたのあなたでしょう!!!!』
ペパロニ「私?」
カルパッチョ『はい』
ペパロニ「....」
ペパロニ「忘れてた、たぶん私の部屋にあるから勝手に入って持ってってくれ~」
カルパッチョ『....』
ペパロニ「ごめんごめん~」
ペパロニ「....」ビクッ
アンチョビ「なんだったんだ?」
ペパロニ「あ、うーん、簡単に言うと」
ペパロニ「ここに泊まる日数が増えたって感じッスかね?」アハハ
アンチョビ「....どうしてそうなるんだ」
ペパロニ「元隊長には色々事情があるんスよ....」ウツムキ
アンチョビ「私も一応元隊長なんだが....」
アンチョビ「そもそもお前、いつまでいるつもりだったんだ?」
ペパロニ「姐さん、旅行でホテルに泊まるときは予約を取る、当り前のことッス」
アンチョビ「そりゃあホテルの部屋が埋まってたら泊まるところがないからな」
ペパロニ「でも姐さんの部屋は埋まらないんスよ」
ペパロニ「だから予約なしでいくらでも泊まれる」
ペパロニ「つまり計画なんか立てなくても問題なしッス!」
アンチョビ「よくこれで隊長が出来てたな....」
アンチョビ「....なんだ~」
ペパロニ「この部屋暑くないッスか~?」
アンチョビ「....気のせいだ」
ペパロニ「私も最初はそう思ってたんスけど」
ペパロニ「....そこの室温計30度超えてないッスか?」
アンチョビ「....」
アンチョビ「故障中だ」
ペパロニ「....」キョロキョロ
アンチョビ「....」
アンチョビ「なんだ」
ペパロニ「いや、別になんでもないッス」キョロキョロ
アンチョビ「....」
アンチョビ「お前が探してるのはこれだったりするか?」ヒョイ
ペパロニ「....探してるってわけじゃないッスけど一応聞いときます」
ペパロニ「それはエアコンのリモコンッスか」ニコ
アンチョビ「正解」ニコ
ペパロニ「へ~最近のリモコンはこう、なんていうかあれッスね~、あれ」アハハ
アンチョビ「何の変哲もないただのリモコンだけどな~」アハハ
ペパロニ「もうちょ~っとだけ近くで見せてもらってもいいッスか~?」アハハ
アンチョビ「狭い部屋の中だ、十分近いじゃないか~」アハハ
ペパロニ「それもそうっスね~」アハハ
ペパロニ「....」ダラダラ
アンチョビ「....」ダラダラ
アンチョビ「させるか!!!!」ヒョイ
ペパロニ「チッ....」
アンチョビ「....やっぱり狙ってたか」ニヤリ
ペパロニ「姐さん、今夏真っ盛りの午後2時ッス」
アンチョビ「知ってる」
ペパロニ「この部屋、エアコンついてるッス」
アンチョビ「私の部屋だ、それも知ってる」
ペパロニ「なんで付けないンスか!?これじゃ戦車の中と変わんないッスよ~....」ダラダラ
アンチョビ「麦茶と塩は出しといたから熱中症対策は万全だ!」グッ
ペパロニ「そういう問題じゃないッスよ~....」ダラダラ
ペパロニ「姐さん暑くないンスかぁ~?」ダラダラ
アンチョビ「あのなあペパロニ....」
ペパロニ「まあ姐さんの顔みりゃ分かりますけど....」
アンチョビ「じゃあ聞くなよ....大声出したらますます暑い....」ダラダラ
ペパロニ「普段より人口密度高くなってるんだからおとなしくつけましょうよ~」ダラダラ
アンチョビ「真夏とはいえまだ7月だぞ?」
アンチョビ「この時期の昼間から付け始めたら夏終わるまで延々付ける羽目になるんだ....」
アンチョビ「そんなことしたら電気代が....」
アンチョビ「だから我慢してくれ....せめて夜までは....」
ペパロニ「そんな顔されたらこの暑さに対する怒りのやり場がないんスけど....」
ペパロニ「しっかしその髪型暑そうッスね~、大学に入ってもま~だウィッグ付けてるんスか?」
アンチョビ「これは地毛だ....」グデー
ペパロニ「ツッコミに覇気がない、これは重傷ッスね....」
アンチョビ「大学がある日は大抵この時間部屋にいないし」
アンチョビ「いても静かに太陽をやり過ごしてるんだ」
ペパロニ「そうなんッスか?」
アンチョビ「ああ、そうだ」
アンチョビ「理不尽な暑さをから逃げる方法なんて存在しない」
アンチョビ「じっとして耐え忍ぶしかないんだ....」
ペパロニ「なるほど~」
アンチョビ「なのにお前が来て騒ぐから私まで体力消耗しちゃったんだ....」
ペパロニ「それは申し訳ないッス....」
アンチョビ「わかればいいんだわかれば、お前だって嫌でもこの状況に対応しなきゃいけないんだからな....」ハハ
ペパロニ「まあ、そうッスね....」
ペパロニ「(帰ってカルパッチョに怒られるよりは姐さんと暑さ我慢してる方がマシか....)」
アンチョビ「....」
ペパロニ「....姐さん」
アンチョビ「....なんだ?」
ペパロニ「暇ッスね」
アンチョビ「まあな」
ペパロニ「....」
アンチョビ「....」
ペパロニ「普段この部屋で何してるんスか?」
アンチョビ「勉強したりパソコン触ったり」
アンチョビ「あとは本読んだり戦車道について考えたりって感じだな」
ペパロニ「へー」
アンチョビ「....」
ペパロニ「いやー高校の頃と何も変わってないなーと思って」
アンチョビ「悪かったな成長がなくて」
ペパロニ「なんでそういうひねた受け取り方するんスかぁ~」
アンチョビ「....そういう意味で言ったんだろどうせ」
ペパロニ「違いますよ~、姐さんはやっぱり姐さんだな~って」
アンチョビ「....そうか」
ペパロニ「そうッス!」ニコ
アンチョビ「近い!」グイグイ
ペパロニ「私らの距離なんて前からこんなもんッスよぉ~」ペタペタ
アンチョビ「暑苦しいからや~め~ろ~!」グイグイ
ペパロニ「久しぶりに姐さんの温もり肌で感じさせてくださいよ~」ペタペタ
アンチョビ「せめてエアコンつけてからにしろ....はっ!?」
アンチョビ「お前さては、私を暑がらせてエアコンを....」ギロリ
ペパロニ「?」
アンチョビ「素かぁ~....」
ペパロニ「何がッスか?」
アンチョビ「いやー、うん、なんでもない、ただ近づくな」
ペパロニ「も~姐さん冷たいッス!」
アンチョビ「本当に冷たいならどれだけよかったか....」
ペパロニ「姐さん、私の言った冷たいってのは心の冷たさであってそれで部屋は涼しくならないッスよ?」
アンチョビ「冗談だよ冗談!」
アンチョビ「まだたった半年だからな、進学するだけでそんなに変わることもないだろ」
ペパロニ「大学卒業するころには面影ないくらい変わってるつもりッスか?」
アンチョビ「うーん....」
アンチョビ「うーん?」
ペパロニ「自分でも思い浮かべられないんスか....」
アンチョビ「私はな!先のことなんて考えないんだ!」
ペパロニ「どういうことッスか?」
アンチョビ「来るべき時に迅速な判断さえできれば、予測や予定なんてものいらないんだよ!」
ペパロニ「おぉ~、よくわかんないけどなんかすごいッス姐さん!」
ペパロニ「これでこそアンツィオのドゥーチェって感じッスね!」
アンチョビ「わかってくれるか!それでこそペパロニだ!」
アンチョビ「(ペパロニ相手なら困った時でも言葉に勢いさえつければ誤魔化せるから楽だ)」
アンチョビ「(カルパッチョ相手ならこうはいかないからな....)」
ペパロニ「よし!私も姐さんを見習ってその日以降の予定は全て立てずに生きるッス!」
アンチョビ「いやそれは立ててくれ頼むから....」
ペパロニ「zzz....」スヤスヤ
アンチョビ「....」
アンチョビ「....」ユサユサ
ペパロニ「ぅぅ....」スヤスヤ
アンチョビ「....」
アンチョビ「....起きろ」ギュッ
ペパロニ「んっ....」パカッ
ペパロニ「zzz....」スヤスヤ
アンチョビ「(口を開けたか、賢いじゃないかペパロニ)」ニヤリ
アンチョビ「それじゃあ当然」グイッ
ペパロニ「zzz....んぐっ....!?」
ペパロニ「ぅっ!?」バッ
アンチョビ「おお」
アンチョビ「おはようペパロニ」ニヤニヤ
ペパロニ「ハーッ!ハーッ!」ゼエゼエ
ペパロニ「おはようございまッス!姐さん!」ペカー
アンチョビ「....」
ペパロニ「暑くても意外と眠れるもんッスね~」
アンチョビ「そ、そうだな!」
ペパロニ「さて、晩ご飯の買い物でも行きましょう!」スック
アンチョビ「そうだな」
ペパロニ「フンフ~ン♪」テクテク
アンチョビ「....」
アンチョビ「(気づけよ!?)」
アンチョビ「(これじゃ私が本気で殺しにかかってたみたいじゃないか!?)」
ペパロニ「姐さ~ん?早くしてくださいよ~」
アンチョビ「あぁ、今行く!」テクテク
ペパロニ「姐さん、それを今言っちゃったらつまらないッスよ~」
アンチョビ「確かにそうだな、じゃあお前が手に取っていくもので当てて見せよう!」
ペパロニ「私はこの半年間でそ~と~成長してるんスよ」
ペパロニ「いくら長い付き合いの姐さんでも当てられるかはわからないッス!」
アンチョビ「そこまで言われたら当てるしかないな!」
ペパロニ「望むところッスよ!」
ペパロニ「一応姐さんの家で調味料の類は確認して来たんスけど」
ペパロニ「あれなら買うのは材料だけで大丈夫だと思うッス」
アンチョビ「おぉ、やるじゃないか!」
ペパロニ「インスタントとか出来合いの総菜とかしか食べてないであろう姐さんが久々に食べる手料理ッスからね!」
アンチョビ「だからあれはたまたま空っぽだっただけだって言ってるだろ!
アンチョビ「私だって毎日そんなの食べてるわけじゃない!」プンスカ
ペパロニ「の割には調味料があんまり減ってなかったような~?」ニヤニヤ
アンチョビ「ぐっ、偶然だ!」
ペパロニ「へぇ~」ニヤニヤ
ペパロニ「は~い」
アンチョビ「まずは野菜コーナーだな」
ペパロニ「ここでは....」
ペパロニ「これとこれッスね」ヒョイヒョイ
アンチョビ「玉ねぎとピーマンか、ふむふむ....」
アンチョビ「普通だな」
ペパロニ「普通ッス!」
アンチョビ「次は肉コーナーか」
ペパロニ「ここじゃこれだけッス」ヒョイ
アンチョビ「ソーセージ....」
アンチョビ「そして....、麺コーナー?」
ペパロニ「あとはこれッス!」
ペパロニ「こんな感じで買い物は終わりッス」
アンチョビ「へ?これで終わりか?」
ペパロニ「そうッスよ?じゃあ私は会計してくるんで!」
アンチョビ「おぉ、いってらっしゃい」
ペパロニ「姐さんはその間に、これらを使って何を作るか!」
ペパロニ「考えながら待っててください!」
アンチョビ「わかったから早く並ぼうなペパロニ、人多いんだし....」
ペパロニ「了解ッス!」ビシッ
アンチョビ「....」
アンチョビ「(この材料であれ以外が出て来たらそりゃ驚くんだが....)」
アンチョビ「(あいつのことだからどうせ....)」
アンチョビ「....」チラ
ペパロニ「ふ~ん♪」チャキチャキ
アンチョビ「....」スック
アンチョビ「....」ノソノソ
ペパロニ「ん、どうしたんスか姐さん?」
アンチョビ「いや、私もなんか手伝おうかと思って....」
ペパロニ「も~いいッスよ、泊めてもらうんだからこれくらいしないと申し訳ないッス!」
アンチョビ「そうか?」
ペパロニ「何遠慮してるんスかぁ~、私らの仲っスよ?」
アンチョビ「それはそうだがお前はもう少し遠慮を覚えような!」ニヤリ
ペパロニ「したしきなかにも....何でしたっけ?」
アンチョビ「じゃ、私はお言葉に甘えておとなしく待ってるからな~」スタスタ
ペパロニ「したしき....したきし....したじき....?」ブツブツ
アンチョビ「....」
アンチョビ「(さっき偵察に行ったときのペパロニはピーマン、玉ねぎ、ソーセージを食べやすい大きさに切っていた)」
アンチョビ「(そして今)」
ペパロニ「ふふふ~ん♪」ジュージュー
アンチョビ「(おそらくあいつはそれらをフライパンで炒めている)」
アンチョビ「(部屋中にケチャップの香りが広がっていく)」
ペパロニ「お待たせしました姐さ~ん!」テクテク
ペパロニ「これがペパロニ特製~」ゴトッ
アンチョビ「(うーん....)」
アンチョビ「(私の予想は当たってしまったか....)」
ペパロニ「ナポリタンッス!」
アンチョビ「だろうな!」
アンチョビ「買ったもの見ればすぐわかるわ!!」
ペパロニ「えぇ~!?姐さんそんなところが成長してたんスねぇ~!!」
アンチョビ「高校時代でも絶対わかる自身があるぞ....」
ペパロニ「どうッスかね~?」
ペパロニ「他の戦車道生にもよく振る舞ってるんスけど」
ペパロニ「あいつら口に入れるまで分かってないこともあるッスよ?」
アンチョビ「それはあいつらがおかしいんだ!」
ペパロニ「そうだったんスかぁ~!」
アンチョビ「(相変わらずアンツィオはアホばっかりだな....)」
アンチョビ「(それの親玉がこいつなんだが....)」
ペパロニ「まあまあ姐さん、冷めないうちに食べちゃってください!たっぷりあるんで!」
アンチョビ「....そうだな」
ペパロニ「それじゃあ!」
二人「いただきま~す!」
アンチョビ「....」モグモグ
アンチョビ「(うまいんだよなぁ....)」モグモグ
ペパロニ「どうッスか?」ニコニコ
アンチョビ「....」
アンチョビ「....うまい」
ペパロニ「でっしょ~!いや~そう言ってもらえると作った甲斐があるッス!」
ペパロニ「たくさんあるんで存分に味わってください!」ガツガツ
アンチョビ「ああ!任せろ!」ガツガツ
アンチョビ「....」モグモグ
アンチョビ「うん、うまい!」
ペパロニ「宿代代わりにじゃんじゃん食べてください!」
アンチョビ「たっぷり食べなきゃ割に合わないからな!」
ペパロニ「私の分まで食べちゃダメッスよ!?」
アンチョビ「気を付けた方がいいぞ~!」ケラケラ
ペパロニ「も~姐さん!」ケラケラ
ペパロニ「....」モグ
アンチョビ「なあペパロニ?」
ペパロニ「何スか?」
アンチョビ「このナポリタンが一向に減らないのは、私が少食になったからじゃないよな?」
ペパロニ「違うと思うッス」
アンチョビ「じゃあどうしてだ?」
ペパロニ「それは....」
ペパロニ「久々に姐さんに食べてもらえるってことでテンションの上がった私が」
ペパロニ「ついいつもの感じで大量に作っちゃったからッス!」アハハ
アンチョビ「早く食べようが食べまいがどっちみち冷める運命だったんだな....」ゲンナリ
ペパロニ「夏場でも何日かは持つと思うんで残りは明日に回しましょう....」ゲンナリ
アンチョビ「....ちなみにどのくらい残ってるんだ?」オソルオソル
ペパロニ「そうッスね~....」
ペパロニ「明後日くらいまで毎食食べれば....」
アンチョビ「やけに麺を買うなぁとは思ったんだよ....」
ペパロニ「言ってくださいよ....」
アンチョビ「久しぶりにあったかいご飯が食べられたのはよかったかな」ニコ
ペパロニ「姐さん....!」
アンチョビ「私は明日もお前のあったかいご飯が食べたい、だからナポリタンの残りは....」
ペパロニ「電子レンジ使えば明日もあったかいッス」
アンチョビ「くそぅ....」ギリリ
ペパロニ「文明の利器があってよかったッスね~」
アンチョビ「こんな時ばっかり気づきやがって....」
ペパロニ「姐さんと私は一心同体、ついでに食事も同じってことで絆が深まるんスよたぶん」
アンチョビ「そんな絆いらん!」
ペパロニ「本当ッスね....」
アンチョビ「こんなに腹一杯食べたのも久々だ....」
ペパロニ「喜んでもらえて私も嬉しいッス」ニッコリ
アンチョビ「あの量は有難迷惑なんだが....」
ペパロニ「それは....申し訳ないッス....」シュン
アンチョビ「....」
アンチョビ「作っちゃったものはしょうがないからな」ニコ
アンチョビ「お前も悪気はないんだし別にいいさ」
ペパロニ「姐さん....!」
アンチョビ「そして何よりあれはうまいからな」ニコニコ
ペパロニ「ね、姐さんっ!」ガバッ
ペパロニ「....」スポン
アンチョビ「夜とはいえまだ暑いんだから密着したら....ってなんでシャツを脱がせようとするんだ!」
ペパロニ「姐さん!」バサッ
アンチョビ「ちょっ!?いきなりズボンを下ろすな!お前は小学生か!」
ペパロニ「姐さん!」ガバッ
アンチョビ「下着まで!?」
ペパロニ「姐さん!姐さん!」バサバサ
アンチョビ「や....やめろって////」スッパダカ
ペパロニ「....」ヌギヌギ
アンチョビ「私たち女同士だぞ....////」アセアセ
ペパロニ「....」スッパダカ
アンチョビ「それにこういうことはお互いがもっと
ペパロニ「さ、姐さんお風呂はいりましょう!」ペカー
アンチョビ「....」
アンチョビ「は?」
アンチョビ「知ってる」
ペパロニ「だから今から....」
ペパロニ「お背中を流させてもらうッス!!!」
アンチョビ「....」
アンチョビ「にしてももうちょっとやり方ってものがあるだろ....」ヤレヤレ
ペパロニ「だってこうでもしないと姐さん絶対断るじゃないスかぁ~」
アンチョビ「当り前だ....1人部屋の風呂は狭いんだぞ....」
ペパロニ「それでも私は姐さんの背中を流したいんス....今日一日の恩返しッス....」
アンチョビ「その気持ちは嬉しいんだがお前明日以降もここに泊まるんだろ?」
ペパロニ「そうッスよ?」
アンチョビ「だったら毎日恩返しすることになるぞ?」
ペパロニ「当り前じゃないッスか!泊めてもらう代わりに毎日ご飯作って背中流すんス!」
アンチョビ「えぇ....」
アンチョビ「(でもよく考えたら意外と魅力的だなこれ、背中流しはさておき....)」
ペパロニ「さ!早速行きましょ!」ピュー
アンチョビ「はぁ....」
アンチョビ「ったく....」スタスタ
アンチョビ「....」
ペパロニ「....」ゴシゴシ
アンチョビ「....」
アンチョビ「....なあ」
ペパロニ「....なんスか?」ゴシゴシ
アンチョビ「狭くないか?」
ペパロニ「....いえいえ」ゴシゴシ
アンチョビ「....」
アンチョビ「しょーじきに言ってみろ」
ペパロニ「....」ピタ
ペパロニ「めちゃくちゃ狭いッス」
アンチョビ「だろ~?」
アンチョビ「私散々言ったじゃないかぁ~」
ペパロニ「1人暮らしのアパートってここまで狭いんスね....」
ペパロニ「私たちのドゥーチェだった姐さんも今じゃこんな暮らしを....」
アンチョビ「憐みの視線を向けるな!」
チャプン
アンチョビ「はぁ~....」
ペパロニ「....」
ペパロニ「姐さん」
アンチョビ「ん?」
ペパロニ「私ら姐さんがいるときは戦車道のみんなでよく風呂入ってたじゃないスか~」
アンチョビ「んー、そうだな」
ペパロニ「その時はなんとも思わなかったんスけど」
ペパロニ「こう、狭い風呂で二人くっついて入ってると」
ペパロニ「なんか恥ずかしいッスね////」
アンチョビ「あらためて言うと余計恥ずかしくなるからやめてくれ....」
アンチョビ「私が止めたのにお前が無理やり入ってきたんだろ!」
ペパロニ「姐さんが!」ムニ
アンチョビ「ペパロニが!」ムニ
2人「....」
ペパロニ「ま、まあ入っちゃったもんは仕方ないッスね....」
アンチョビ「そ、そうだな....」
2人「////」
アンチョビ「そろそろあがるか....////」
ペパロニ「賛成ッス....////」
ペパロニ「何がッスか?」
アンチョビ「うちの風呂は2人で入るのには適してないってことだ」
ペパロニ「姐さん私をバカにしてるんスか?そのくらいさすがにわかってるッスよ!」
アンチョビ「じゃあ明日以降は
ペパロニ「姐さん、私を嘘付きにする気ッスか?」
アンチョビ「お前この期に及んで何言ってるんだ....」
アンチョビ「風呂はゆっくりして一日の疲れを癒す場のはずなのに狭くてそれどころじゃなかっただろ?」
アンチョビ「それに....その、あれだ」
ペパロニ「恥ずかしいんスか?」
アンチョビ「そうそう....////」
ペパロニ「むぅ....」
ペパロニ「姐さん」
ペパロニ「きっと慣れるッス!」ニッコリ
アンチョビ「」
ペパロニ「安心して欲しいッス!羞恥心に負けず明日からも頑張るんで!」
アンチョビ「そうじゃないんだ....」
ペパロニ「私は一度した約束は守る女ッスよ!見くびらないでください!」エッヘン
アンチョビ「お前は変なところで頑固なんだよなぁ....」
ペパロニ「あ!そういえばもうエアコンつけていいんスよね?」
アンチョビ「あぁ、あんまり温度下げるなよ~」
ペパロニ「了解ッス!!」スタスタ
アンチョビ「はぁ....これじゃなおさら疲れるなぁ....」
ペパロニ「ふぁ~~~~!!!!す~ずしぃ~~~~~~!!!!」
ペパロニ「姐さんもそんなところいないで早く浴びましょうよ~!!!」
アンチョビ「あいつはなんであんなに元気なんだ....」
アンチョビ「涼しくなって嬉しいのはわかるがそんなにはしゃぐとまた汗かくぞ~」
ペパロニ「昼間の間溜めといた欲望を一気に開放してるんスよ!」キャッキャ
アンチョビ「そんな大層なもんじゃないだろ....」
ペパロニ「この欲望を完全に解き放つには....」
アンチョビ「には?」
ペパロニ「風呂上がりのデザートとかないんスか?」
アンチョビ「あるわけないだろ~」
ペパロニ「ですよね~」
アンチョビ「お前も昼間に見ただろ?うちの冷蔵庫の惨状を」
ペパロニ「いや~あの時は冷蔵庫だけ見てあまりの酷さに閉じちゃったんで」
ペパロニ「未確認の冷凍庫には奇跡的に何かあるかな~って思ったんスよ~」
アンチョビ「残念ながら奇跡は起こらないんだ....」
アンチョビ「あるとしたら....」パカッ
ペパロニ「?」
ペパロニ「あ~」アーン
アンチョビ「ほいっ」ポイ
ペパロニ「ぁっ!」
アンチョビ「ハハッ!こんな時だけ一人前に女の子しやがって~」
ペパロニ「えぇはんほれあんふは?(姐さんこれ何スか?)」フガフガ
アンチョビ「氷だよ氷」アハハ
ペパロニ「ほぉぃ?」
アンチョビ「味はしないが冷たいからまあいいだろ」
ペパロニ「....」ガリッ
ペパロニ「....」ボリッ
ペパロニ「....これは」
ペパロニ「デザートではないッスね」
ペパロニ「私を何だと思ってるんスか!」プンスカ
アンチョビ「え~?アホ」
ペパロニ「うぅ....悔しいけどそれは正解ッス....」
アンチョビ「悔しいんならもっと勉強しろ」
ペパロニ「出来ればしてるッス!」
アンチョビ「嘘つけ」
ペパロニ「勉強しようと机に向かうじゃないスか~」
アンチョビ「そうだな」
ペパロニ「そして教科書広げるじゃないスか~」
アンチョビ「そこまでいけばもうすぐだろ?」
ペパロニ「次目を開けたら朝ッス」
アンチョビ「それはお前のやる気の問題じゃないのか?」
ペパロニ「しかも椅子の上にあったはずの体は布団の中ッス!」
アンチョビ「ガッツリ寝てるじゃないか!お前それ勉強する気0だろ絶対!」
ペパロニ「私は怪奇現象じゃないかと疑ってるんスよ....!」
アンチョビ「....その犯人ははっきり写真に映るだろうし何なら今私の前にいるぞ」
ペパロニ「この部屋幽霊出るんスか!?」
アンチョビ「お前だって言ってるんだ!!!」
ペパロニ「やっぱそうッスよね~」
アンチョビ「お前の学習意欲のなさは筋金入りだからな....」
ペパロニ「つーかアンツィオ生なんて大体そんなもんじゃないッスかぁ~?」
アンチョビ「特に戦車道生はな....」
アンチョビ「知ってる」
ペパロニ「集団の上に立つのって大変なんスね~」
アンチョビ「どうしたいきなり?」
ペパロニ「いや~これ最後の戦車道大会の前の話なんスけど」
ペパロニ「最後くらいは練習しとこうと思ってあいつらに」
ペパロニ「『合宿するか!!』って言ったんスよ」
ペパロニ「そしたらみんなすっげーやる気になっちゃって」
アンチョビ「アホだがそういうとこはあいつらの強みだな」ニコ
ペパロニ「練習そっちのけでみんなで計画立ててたら」
ペパロニ「いつの間にか大会当日になってたんスよ!」
アンチョビ「ぶっ!!!!」
アンチョビ「強みが弱みになってるじゃないかぁ!」アハハッ
ペパロニ「カレンダーみたら2日前なんスもん」
アンチョビ「ふふっ....ふぐっ....」クスクス
ペパロニ「誰か確認しろって話ッスよね~」アハハ
アンチョビ「まず隊長のお前がっ....ふっ....確認しろっ!!!」ゲラゲラ
ペパロニ「私どころか珍しくカルパッチョも気づいてなかったッスからね~」アハハ
アンチョビ「お前らと長くいすぎたせいかもな....」
ペパロニ「まあ何が言いたいかっていうと」
ペパロニ「こんだけアホなあたしらを率いてた姐さんって」
ペパロニ「すごかったんだな~って」
アンチョビ「....」
アンチョビ「....ペパロニ」
アンチョビ「....」
アンチョビ「....お前も」
アンチョビ「や~~~~っと分かってくれたか!」ガシッ
アンチョビ「そうだよ!そうなんだよ!!!」ユサユサ
ペパロニ「うぉっ!?」ガクガク
アンチョビ「大変だったんだよ!!!!」ユサユサ
ペパロニ「ちょっ!?姐さんっ!?酔う!!酔うッス!!!」ガクガク
アンチョビ「おぉ、すまんすまん、つい当時のことを思いだしちゃってな」
ペパロニ「(よっぽどキツかったんスね....)」
アンチョビ「私も1年近くお前らを率いてたわけだが....」
アンチョビ「めちゃくちゃ大変だったんだ!!!」
ペパロニ「あの頃は迷惑いっぱいかけたッス....」
アンチョビ「そもそもな、リーダーってのはどんな集団でも大変な仕事なんだ」
ペパロニ「そりゃあそうッスね」
アンチョビ「で、お前らはどうだ?」
ペパロニ「うーん....」
ペパロニ「あほッス!」
アンチョビ「そうなんだよ....」
アンチョビ「少なくともアンツィオの中ではな」
ペパロニ「それを否定するやつはいないッスよ!」
アンチョビ「しかし、隊長の次はもうお前だったんだよ....」
ペパロニ「あはは~!」
アンチョビ「隊長の次がもうアホって!」
ペパロニ「しかも姐さんの後はその私が隊長ッスからね~!」
ペパロニ「我ながらよく務まったと思うッス!」
アンチョビ「務まってたのか本当に....」
ペパロニ「ま~私は頭よくないし、アホなんでとても姐さんみたいにうまくはいかなかったッスけど」
ペパロニ「みんな楽しんでくれてたっぽいんで最低限は出来てたんじゃないッスか?」アハハ
アンチョビ「....なるほどな」
アンチョビ「(ずいぶん隊長らしい顔になったじゃないか)」フフッ
アンチョビ「....少しは成長したのかもしれないな、お前も」ニコニコ
ペパロニ「マジッスか!私大人になりました!?」
ペパロニ「いや~姐さんにそう言ってもらえると嬉しいッス!」
ペパロニ「そっか~私成長したかぁ~ま~隊長だったしな~し当たり前かぁ~」ニヤニヤ
アンチョビ「台無しだ....」
ペパロニ「も~姐さん厳しいッス!でもそれがいい!」
アンチョビ「ったく....」
ペパロニ「あはははっ!」ケラケラ
アンチョビ「....」ニコニコ
アンチョビ「(大学に行かないってことは戦車道も続けないんだよなぁ....)」
アンチョビ「(せっかくの成長を生かせないのは....)」
アンチョビ「うーん....」
ペパロニ「何スか?」
アンチョビ「ん?あーいや、なんでもない」
アンチョビ「そういえばさっき言ってた合宿はどうなったんだ?」
ペパロニ「それはッスね~」
ペパロニ「かなりの時間をかけて作った合宿計画は」
ペパロニ「私たちが作ったとは思えないほど完璧なやつができたんスよ」
アンチョビ「どんだけ時間かけたんだよ....」
ペパロニ「でも大会終わっちゃったし私らも引退なんでお蔵入り寸前だったんス」
アンチョビ「そりゃそうだろうな」
ペパロニ「私らの送別会を合宿とくっつけちゃったんスよ~」
アンチョビ「えぇ....」
ペパロニ「私ら引退したはずなのになぜか戦車道の練習させられまくりの送別会だったッス....」
ペパロニ「しかも完璧な計画だったんでもうきつくてきつくて....」
アンチョビ「お前が音を上げるレベルってどれだけ過酷なんだ....」
ペパロニ「しかも2泊3日ッスよ?」
アンチョビ「ぶふっ!そんな長い送別会聞いたことないわっ!!!」ゲラゲラ
ペパロニ「まー自業自得なんスけどね、楽しかったし別にいいッス!」
アンチョビ「幸せな頭してんなー」
ペパロニ「どうもッス!」
アンチョビ「褒めてないぞー」
ペパロニ「久しぶりなんでいくらでも話せちゃうッス!」
アンチョビ「まあ確かにな」
アンチョビ「でも焦らなくても明日以降もいるんだろ?」
ペパロニ「もちろんッス!」
アンチョビ「じゃあそろそろ寝るか」ニコ
ペパロニ「了解ッス」ビシ
アンチョビ「で、その寝場所についてなんだが....」チラ
ペパロニ「ベッド、は....」
アンチョビ「お察しの通り私にシングル以上の大きさは必要ないからな....」
ペパロニ「どこからどう見てもおひとりさま用ッスね....」
アンチョビ「1人暮らしだからもちろん予備の布団なんてものはない」
ペパロニ「つまり....」
アンチョビ「....ああ」
アンチョビ「....」
アンチョビ「いやちょっと待て、なんで『どちらか』なんだ?」
アンチョビ「ここ私の部屋だぞ?普通私がベッドだろ!」
ペパロニ「何言ってるんスか?客を堅い床の上に寝かせるって言うんスか!」
アンチョビ「お前は勝手に押しかけてきたのであって私は招待したわけじゃない」
アンチョビ「よってお前は客ではない!居候だ!居候は床だ!!!」
ペパロニ「なんてこと言ってくれるんスか!せっかく姐さんを慕ってわざわざこんな遠くまで来たのに!!!」
アンチョビ「だーめーだー!!!」
アンチョビ「泊めてやってるだけでもありがたいと思え!」
ペパロニ「そんなぁ~....」
アンチョビ「ほら」ポイ
ペパロニ「これは?」
アンチョビ「枕」
ペパロニ「うへー、姐さんのお尻の温もりが」
アンチョビ「このタオルケットはいらないのか?ん?」
ペパロニ「あー心地よい手触り!これならいい夢が見られそうッス!」サワサワ
アンチョビ「調子いいやつだなぁ」フフッ
ペパロニ「姐さんの脅迫のせいッス」ボソボソ
アンチョビ「んん~?」ニヤリ
ペパロニ「あー姐さんのお尻最高!チュッチュ!」チュッ
アンチョビ「うぇ....」
ペパロニ「姐さんがやらせたんスよ!」
ペパロニ「いいっスよ」
アンチョビ「あいあい」
アンチョビ「じゃ、消すぞー」カチッ
ペパロニ「....」
アンチョビ「....」
ペパロニ「姐さん」
アンチョビ「お前なあ、そういうのは電気消してもうちょい時間経ってから」
アンチョビ「『姐さん、起きてる?』って感じで話し始めるもんだろ~?」
ペパロニ「だって時間経ってからだと姐さん答えてくれるんスかぁ~?」
アンチョビ「まあ寝たふりして無視だな」
ペパロニ「ほら~予想通りじゃないッスかぁ~!」
アンチョビ「そんな普段通りの調子で喋ってたら電気消した意味なくなるだろ!」
アンチョビ「せめて寝る前なんだからもうちょっと声落とせ!」
ペパロニ「姐さんの方が騒いでるじゃないスか~」
アンチョビ「っ....」
この感じがいい
ペパロニ「?」
アンチョビ「何か話があるんじゃないのか?」
ペパロニ「姐さんやっぱり話し足りないんじゃないッスかぁ~♪」
アンチョビ「お前が話しかけてきたんだろ!」
アンチョビ「何もないならもう寝るぞ!」
ペパロニ「ごめんなさいって姐さ~ん!」
アンチョビ「うるさい!寝ろ!」
ペパロニ「も~」
アンチョビ「ったく....」
ペパロニ「....ふふっ」
アンチョビ「....」
アンチョビ「....」
アンチョビ「....そうか」
ペパロニ「久しぶりに姐さんと過ごして」
ペパロニ「いっぱい喋って」
アンチョビ「....」
ペパロニ「こんなこと毎日やってたんスね、去年は」
ペパロニ「退屈しないはずッスよ」
アンチョビ「....まあな」
ペパロニ「まだ1日しか経ってないのにすごく長く感じたッス」
アンチョビ「....」
アンチョビ「....そうだな」
ペパロニ「なんだ~!」
ペパロニ「姐さんもなんだかんだ言ってやっぱり楽しかったんスね~!」
ペパロニ「素直じゃないな~も~!」
アンチョビ「ちっ....////」
アンチョビ「は、早く寝るぞっ....////」
アンチョビ「明日も早いんだ!」
ペパロニ「え~休みなのにぃ~?」
アンチョビ「お・や・す・み!」
ペパロニ「ふふっ」
アンチョビ「なんだよ!」
ペパロニ「なんでもないッス~、おやすみなさ~い」
アンチョビ「....」
アンチョビ「....」パチリ
アンチョビ「....」チラ
アンチョビ「ペパロニ」
アンチョビ「ここに来た本当の理由はなんなんだ?」
ペパロニ「....」
ペパロニ「....」スウスウ
アンチョビ「....」
アンチョビ「....もう寝たのか」
アンチョビ「....」フフッ
アンチョビ「....」
アンチョビ「(あのペパロニが訳あって来るはずないよな)」
アンチョビ「(まったく、気まぐれに付き合わされるこっちの身にもなってほしい)」
アンチョビ「....」
アンチョビ「....zzz」スウ
ペパロニ「....」チラ
ペパロニ「....」
今後はもう少しサクサク進めます
どんな理由でぺパロニさんは来たのか
アンチョビ「zzz....」グーグー
アンチョビ「zzz....んが」パチリ
アンチョビ「....」
アンチョビ「朝か....」
アンチョビ「おーいペパロニー朝だぞー」チラ
アンチョビ「ん?」
アンチョビ「....」バサッ
アンチョビ「....いない」
アンチョビ「....」
アンチョビ「こんな朝っぱらからどこいったんだ....?」
アンチョビ「....」ムム
アンチョビ「ま、そのうち帰ってくるだろ」チラ
アンチョビ「って荷物もない!?」
アンチョビ「....」
アンチョビ「そうか....」シュン
アンチョビ「....」
アンチョビ「もうちょっといると思ってたからちょっと寂
ガチャリ
ペパロニ「おー姐さんやっと起きたんスか~!」
アンチョビ「ペパロニぃ!?」
アンチョビ「お、お前こんな時間からどこ行ってたんだ!」
ペパロニ「朝の散歩ッスよ~、この辺全然知らないんで見ときたくて」ニカ
アンチョビ「あー、なるほどな....」
アンチョビ「うぇっ!?いや、これはだな!」
アンチョビ「おおお前が散らかしっぱなしでどっか行くから片づけてやろうと思ったんだ!!」
ペパロニ「な~るほど~!さすが姐さん!後輩の面倒見がいいッス!」
アンチョビ「お前らのせいでよくなったようなもんだ....」
ペパロニ「あ、充電しとかないと....」ガサゴソ
アンチョビ「あっ!!!」
ペパロニ「ちょ、いきなり大声出してなんスか!?」
アンチョビ「え、ああ、お前の荷物クローゼットにあったんだなって....」
ペパロニ「いる間ずっと床に出しっぱなしってわけにもいかないんでいれさせてもらったッス!」
アンチョビ「そかそか」
ペパロニ「何かまずかったッスか?」
アンチョビ「いやーそんなことはないぞー」
ペパロニ「?」
アンチョビ「まーあれだ、どっか行くときはなるべく言ってくれ」
ペパロニ「了解ッス!」ビシ
アンチョビ「....」ニコ
ペパロニ「....!」
ペパロニ「あ、もしかして心配
アンチョビ「さー朝飯だ作るぞー!」
アンチョビ「(またバカにされるのは勘弁だ!)」
ペパロニ「あ~姐さん!朝飯はもちろん昨日の残り食べてくださいよ~!」
アンチョビ「忘れてた....」
アンチョビ「(賑やかな朝だ....1人暮らしには堪える....)」
アンチョビ「そして安定のケチャップ味」
ペパロニ「これぞアンツィオの朝食っスね」
ペパロニ「懐かしさで箸がもっと進んでもいいんスよ?」
アンチョビ「別にアンツィオ時代も朝これ食べてたわけじゃないだろ....」
ペパロニ「....まあそうッスね」テヘ
アンチョビ「ま、朝からこんだけ食べてればそんなに時間はかからないだろ多分」
アンチョビ「昼は適当にアレンジしてくれないか?」
ペパロニ「私にお任せッス!」
アンチョビ「おお、頼れるな!」
ペパロニ「一応アンツィオの前隊長っスからね!」フフン
アンチョビ「よく言う」フフッ
アンチョビ「らしいな」
アンチョビ「どうだ?この辺は」
ペパロニ「う~ん....」
ペパロニ「一言で表すなら....」
アンチョビ「うむ」
ペパロニ「これといって魅力のない街って感じッスかね」ペカー
アンチョビ「お前人が住んでる街に対して容赦ないな....」
ペパロニ「私も歩いて回れる範囲をチラッと見てきただけッスから細かいことはわかんないッスよ?」
アンチョビ「それは....確かにそうかもしれないが....」
ペパロニ「だったら姐さんが教えてくださいよ、ここら辺の魅力」
ペパロニ「もう半年近く住んでるんだし何かあるんですよね、あんなこと言うなら~」
アンチョビ「ん、ん~....」
ペパロニ「一つ目からそんなのが出て来るってことはやっぱり何もないんじゃないスかぁ~」ニヤニヤ
アンチョビ「そうだよ!そんなこととっくに知ってるわ!」
アンチョビ「大学に入る前の部屋の下見の段階で薄々気づいてたわ!」
ペパロニ「まあ私も昨日ここに来る段階で気づいてたッス」ニッコリ
アンチョビ「(わざわざ早起きして散歩する必要あったのか?)」
アンチョビ「特に何もない街だがこれでいいんだこれでさ」
アンチョビ「私は勉強やら戦車道やらをするためにここに来たんだからな」
アンチョビ「この集中できる環境はむしろ恵まれていると言える!」フンス
ペパロニ「にしても海の上のはずの学園艦より何もないのはどうなんスか....?」
アンチョビ「....日本の闇だ、触れるな」ハァ
ペパロニ「世知辛い世の中ッスね....」ハァ
ペパロニ「....」
ペパロニ「ん....」ゴロン
アンチョビ「....おい」
アンチョビ「まだ午前中だぞ」
ペパロニ「んーふわぁ」
ペパロニ「早起きしちゃったんで眠いんス」ネムネム
アンチョビ「早起きしてそれじゃ世話ないな」
ペパロニ「だってこの部屋何もないんスもん~」ゴロゴロ
アンチョビ「小説ならそこにあるぞ?」
ペパロニ「今そんなの読んだら余計寝ちゃうッスよ~」ゴロゴロ
ペパロニ「そもそも私本読まないし~」
アンチョビ「知ってるが一応勧めてみただけだ」
ペパロニ「平日の午前中なんて大した番組やってないんじゃないスかぁ~ふわぁ~」ネムネム
アンチョビ「たぶんそうだろうなー」ピッ
アンチョビ「通販」ピッ
ペパロニ「時代劇」ピッ
アンチョビ「ワイドショー」ピッ
2人「....」
ペパロニ「やっぱりぃ~」
ペパロニ「これで心置きなく寝られるッス」ゴロゴロ
アンチョビ「まあ....仕方ないな」
アンチョビ「え~私はたっぷり寝たから眠くないぞ?」
ペパロニ「どうせ暇なんスから英気を養って夜に備えるんスよ~」ゴロゴロ
アンチョビ「お前は夜に何をするつもりだ」
ペパロニ「ささ、隣どうぞ」ゴロン
アンチョビ「ったく怠けやがって....」ゴロン
ペパロニ「おやすみなさいッス」
アンチョビ「おはようの時間帯だぞ....」
ペパロニ「zzz....」グー
アンチョビ「はやっ!?どんだけ眠かったんだ....」
アンチョビ「(まーこいつの言う通り暇なのは間違いないしな)」
アンチョビ「(私に付き合わせて無理に起こす必要もないか)」
ペパロニ「zzz....」スヤスヤ
アンチョビ「ぐわー」スヤスヤ
アンチョビ「ふがっ」パチリ
アンチョビ「んぅ....」ゴシゴシ
アンチョビ「....」
アンチョビ「....」チラ
アンチョビ「2時!?」
ペパロニ「あー姐さん遅いッスよ~」
ペパロニ「早く一緒にこれ消費してください!」
アンチョビ「すまんすまん~」
アンチョビ「おーサンキュー」
アンチョビ「....」
アンチョビ「アレンジとかは....」
ペパロニ「食べてのお楽しみッス!」
アンチョビ「そ、そうか」
アンチョビ「じゃあいただきます」ペコリ
ペパロニ「いただきます!」ペコリ
アンチョビ「あむっ」
アンチョビ「....」モグモグ
アンチョビ「ほう、これは....」
アンチョビ「....粉チーズだな」
ペパロニ「正直何かをナポリタン風にするならまだしも」
ペパロニ「これを別の料理にするのは難しいッス」
ペパロニ「結局粉チーズかけるだけに落ち着きました....」
ペパロニ「私の腕が及ばず申し訳ないッス....」
アンチョビ「お前ができないなら誰にもできないだろ?」
ペパロニ「そんなことないっすよ!」ヘヘ
アンチョビ「いやいや絶対そうだろ、お前の料理は本当に美味いんだ」
ペパロニ「えっ、あ、ありがとうございます....////」カァー
アンチョビ「どうしたんだ?いきなり黙って」
ペパロニ「だって姐さんがいきなり....////」
アンチョビ「?」
ペパロニ「え?せっかく2人でいるのに一緒に食べないのはなんか寂しいじゃないッスか~」
ペパロニ「一緒に食べた方がおいしいに決まってるッス!」
アンチョビ「なんだなんだ~?夫婦みたいなこといいやがって~」ツンツン
ペパロニ「ふ、夫婦....////」カァー
アンチョビ「ちょ、本気で照れるのやめろ!」
アンチョビ「こっこっちまで恥ずかしくなるだろ////」カァー
ペパロニ「姐さんのせいッスよぉ....////」
アンチョビ「ったく....////」
ペパロニ「....////」
アンチョビ「もー!洗い物するぞ洗い物!」
ペパロニ「....」
ペパロニ「了解ッス////」ポッ
アンチョビ「なんだその間は~!!!」
艦これは明石【守銭奴】
大淀様【考え無しにゲーム開発した人】
アンチョビ「なんだかんだ口に入れれば美味いな~」
ペパロニ「私の料理ッスからね」エッヘン
ペパロニ「さってっと....」
ペパロニ「....」
ペパロニ「あぁ~~~~」ゴロン
アンチョビ「あのなあ、お前さっきまで寝てたのにまだ寝るのか?」
ペパロニ「う~~~~ん....」パチリ
ペパロニ「....」
ペパロニ「眠くないッスね!」
アンチョビ「じゃあなんで寝転んだんだよ....」
アンチョビ「そうだが?」
ペパロニ「ぶっちゃけ暇な時って何してるんスか?」
アンチョビ「なんでだ?」
ペパロニ「いや私、ここに来てまだ1日半ッスけど」
ペパロニ「すげー暇ッス」
ペパロニ「姐さんがいるから辛うじて意識保ててますけど」
ペパロニ「ここにずっと1人とか失神する自信あるッスよ?」
アンチョビ「うーん....」
アンチョビ「一応言っとくが私だって四六時中暇なわけじゃないんだぞ?」
アンチョビ「普段は大学に戦車道にバイトに色々あるから」
アンチョビ「ずーっと家でダラダラしてるわけじゃない」
アンチョビ「家にいても勉強とか何かしらすることがあるしな」
ペパロニ「へ~、大学生のことは私にはわかんないッスねぇ~」ポケー
アンチョビ「まーそうだろうな~」ポケー
ペパロニ「....」ポケー
アンチョビ「....」ポケー
ペパロニ「....あれ?」
ペパロニ「姐さん今なんて言いました?」
アンチョビ「あ?『まーそうだろうな~』って言った」
アンチョビ「戦車の乗り過ぎで耳遠くなったか?」
ペパロニ「その前ッスよその前の前!」
ペパロニ「バイトしてたんスか!?」
アンチョビ「何驚いてるんだ?大学生なんてみんなしてるぞ」
ペパロニ「いやこっち来てから一切そんな素振りなかったじゃないスか!」
アンチョビ「たまたまシフト入ってなかっただけだ」
ペパロニ「へーあの姐さんがバイト....」
アンチョビ「アンツィオにいた頃も似たようなことしてたろ....」
ペパロニ「いやー姐さんも大人になったんだなーと思って」
アンチョビ「何目線だよ」
ペパロニ「それで、どこでしてるんスか?」
アンチョビ「あーそれはカ」ハッ
アンチョビ「....」
ペパロニ「カ?」
ペパロニ「カラオケボックス?そんな店この辺にはなかったような....」
アンチョビ「うん、お前は来たばっかりだからな!しょうがない!わかりにくい所にあるんだ!」
ペパロニ「じゃああとで連れてってくださいよ!」
アンチョビ「まかせろまかせろ!暇なときにな!うん!今度行こうな!」
ペパロニ「今暇ッスよ?」
アンチョビ「ふわぁ眠くなってきた一緒に昼寝しようそうしようおやすみ!」バタリ
ペパロニ「?」
ペパロニ「まあ姐さんがそう言うなら....」ゴロン
アンチョビ「.....」
アンチョビ「(こいつに知られたら....)」
アンチョビ「(知られたら....!)」
アンチョビ「....」
ペパロニ「姐さん?」
アンチョビ「お前からそんなに知的な言葉が出るとは思わなかったから驚いてたんだ」
ペパロニ「逆転の発想ってそんな難しい言葉ッスか?」
アンチョビ「小学生レベルだろうな」
ペパロニ「私小学生以下!?」
ペパロニ「さすがに酷いッスよぉ~....」
アンチョビ「ふふっ....冗談だよ」クスリ
アンチョビ「それで?」
ペパロニ「はえ?」
アンチョビ「逆転の発想の話!」
ペパロニ「あ~忘れてたッス!」ケラケラ
アンチョビ「やっぱり小学生以下じゃないか....」
ペパロニ「それは昨日も散々議論したッス」
アンチョビ「またその話か?」
ペパロニ「部屋の壁にある白い箱のスイッチさえ姐さんが押してくれればすべては解決するんス」
ペパロニ「でもなぜか姐さんはそれを良しとしない」
アンチョビ「電気代って言ってるだろ」ハァ
ペパロニ「だから私はこう考えたんス」
ペパロニ「部屋が暑いならば」
ペパロニ「部屋から出ればいいんじゃないかと!」バーン
アンチョビ「....」
アンチョビ「それ逆転の発想って言うのか....?」ジー
ペパロニ「よくわかんないけどそれっぽいから言っただけッス」ペカー
アンチョビ「ああ、なんとなく分かってた....」
アンチョビ「部屋が暑いってことはお前、外ももちろん暑いぞ?」
ペパロニ「ちっちっち、それがそうとも限らないんスよ!」
アンチョビ「?」
ペパロニ「この狭いアパートの一室」
アンチョビ「狭くて悪かったな」
ペパロニ「熱気がこもってるッス!」ビシッ
アンチョビ「....」
アンチョビ「窓は開けてるぞ?」
ペパロニ「この小さい窓じゃ不十分なんスよ!」
アンチョビ「小さくて悪かったな」
ペパロニ「ってことでお散歩行きましょ!散歩!」
アンチョビ「お前、朝も行ったんだろ....よく飽きないな....」
ペパロニ「この部屋にいる方が飽きるんスよぉ....」
アンチョビ「....」
ミーンミーンミーンミーン
アンチョビ「....絶対暑いだろこれ」
ペパロニ「....姐さん」ギロリ
ペパロニ「忘れてしまったんスか!」
アンチョビ「はぁ?」
ペパロニ「ノリと勢いッス!」
アンチョビ「そんなこともう忘れた」ニッコリ
ペパロニ「物は試しッスよ!」
アンチョビ「卒業から半年も経ってすっかり
ペパロニ「ささ、行きましょ!」ズリズリズリズリ
アンチョビ「ひっ引きずるなぁ~!!!尻が!尻が破れる!!!」ズリズリ
続きのんびり待ってます
ペパロニ「いやーカラッと晴れた青い空!」
ペパロニ「でっかい入道雲とのコントラストが綺麗ッス!」
ペパロニ「耳に入る蝉の声!」
ペパロニ「熱で揺らめくアスファルト!」
ペパロニ「これぞ日本の夏!」
ペパロニ「万歳!」
ミーンミーンミーンミーン
アンチョビ「....」ダラダラ
アンチョビ「意地張るな」ダラダラ
ペパロニ「....」
ペパロニ「こう天気が良いと空と同じく気分も晴れるッス!」ダラダラ
ペパロニ「部屋に籠ってるなんてもったいないッスよ!」ダラダラ
アンチョビ「....」ダラダラ
アンチョビ「タオル使うか?」ダラダラ
ペパロニ「感謝します」フキフキ
ペパロニ「....」フキフキ
ペパロニ「....」フキフキ
ペパロニ「だぁ~~~~止まんないッス!!!!!!」ダラダラ
ペパロニ「暑っっっっっい!!!!!」
アンチョビ「当り前だ」
ペパロニ「いやーわかってはいたんスけどねー」
アンチョビ「....はぁ」
アンチョビ「まあ部屋にいても暇だから外に出るってのはわかるんだが」
アンチョビ「何度も言ってるようにこの辺何もないからな」
ペパロニ「....」ダラダラ
アンチョビ「特に用もないのにこの暑さの中
ペパロニ「私たちは」
ペパロニ「コンビニに行くために」
ペパロニ「外に出たんス」
アンチョビ「(初耳)」
ペパロニ「よぉ~っし!コンビニまで競争ッス!!」
アンチョビ「....」
アンチョビ「私もう女子高生じゃないから
ペパロニ「....」グイグイ
アンチョビ「....」
ペパロニ「....」グイグイ
アンチョビ「真顔で手を引くな」
アンチョビ「手汗、お互い手汗凄いからやめろ」
ペパロニ「....」グイグイ
アンチョビ「分かったから、真顔から泣きそうな顔になるのもやめろ」
ペパロニ「....!」パァッ
アンチョビ「その代わり歩きな、後先考えずに体力使うとコンビニから帰ってこられなくなるぞ」ニコ
ペパロニ「イェーイ!!!!」
ジージージージー
2人「....」ダラダラダラダラ
アンチョビ「....ちょっと急ぐか」
ペパロニ「....そうしましょう」
ミーンミーンミーンミーン
ネタのストックはまだまだあるのでもうしばらくお付き合いください
書いてほしいネタなども随時募集中です
アンチョビ「....」タラリ
ペパロニ「....」タラリ
ペパロニ「一度クーラー効いたとこ入っちゃうとあとが辛いッスね~....」
アンチョビ「これで分かっただろ」
アンチョビ「クーラーは悪、よって昼間からクーラーは付けない」
アンチョビ「証明終了だ」
ペパロニ「ショウメイとかなんとか難しい言葉使って私を混乱させるのはズルいッス!」
アンチョビ「お前本当に高校生か....?」
アンチョビ「ってお前のアホに付き合ってる場合じゃないんだった!」
アンチョビ「早く食べないと溶けるぞ!」
ペパロニ「おっとそうだったッス!」
ペパロニ「夏はやっぱこれッスねぇ~」ガジガジ
アンチョビ「アイス食べて出す声じゃないな....」ガジガジ
アンチョビ「ん~冷たい!」
アンチョビ「味のない氷より味付いた氷の方がいいな」
ペパロニ「当り前じゃないッスか、味ない方取る人なんていないッスよ?」
アンチョビ「い、いるかもしれないだろ!」
ペパロニ「私アホなんでわかんないッス~、姐さん教えてください~」ニヤニヤ
アンチョビ「ほら、あれだ!」
アンチョビ「糖尿病の人とかだ!」
ペパロニ「あー溶ける溶ける」ガジガジ
アンチョビ「砂糖とかあんまり取らない方がいいからきっとそうだろ!」
ペパロニ「姐さん溶けちゃいますよ?」
アンチョビ「....ぶー」ガジガジ
アンチョビ「気持ち涼しくなったな」
ペパロニ「つーことでさっきやれなかった競争を....」
アンチョビ「やらんでいいっ!」ペシッ
ペパロニ「あいてっ」
アンチョビ「ことあるごとに走ろう走ろうってお前は小学生か!」
ペパロニ「一応女子高生やってるッス」
アンチョビ「ならもうちょっと肩書きにふさわしい振る舞いをだな....」
ペパロニ「んなこと言ってる姐さんだって女子大生っぽい振る舞いとは言えないッス!」
アンチョビ「あん?」
ペパロニ「第一私たち、真夏の真っ昼間から棒アイス齧りながら歩いてるんスよ?」
ペパロニ「どう考えても女子大生じゃなくて小学生寄りの夏休みッス!」
アンチョビ「本当だ....気づかないうちに私までペパロニと同レベルまで堕ちてたのか....」
アンチョビ「お前の知能は伝染するのかもしれない....」
ペパロニ「伝染....」ゴクリ
ペパロニ「テンション上がったんで走って帰るッス!」ダッ
アンチョビ「えぇ....」アゼン
テクテク
アンチョビ「ったく....曲がり角くらい止まって確認し クルリ
ペパロニ「ぁ....」ゼーハー
アンチョビ「....」
ペパロニ「姐さん....おんぶ....」ゼーハー
アンチョビ「....」
アンチョビ「....帰るぞ~」テクテク
ペパロニ「夏を....思う存分....体感....できました....」ゼーハー
アンチョビ「体張り過ぎだろ....」
ペパロニ「私肉体派なんで....」ゼーハー
アンチョビ「走り出した場所からこの曲がり角まで大した距離ないぞ」
ペパロニ「....寄る年波には勝てないんス」ゼーハー
アンチョビ「おい女子高生」
2か月書き続けまだ2日目、筆が遅くてすみません
乙乙
ペパロニ「....」
ペパロニ「私らどのくらい家空けてましたっけ」
アンチョビ「一応寄り道はしてないがノロノロ歩いていったからな~」
アンチョビ「3、40分ってとこじゃないか?」
ペパロニ「....」
ペパロニ「まあ短時間でも部屋閉め切って放置してればこうなるッスね」
アンチョビ「うわ....」
アンチョビ「もぁってするなぁ....」
ペパロニ「もぁってしますねぇ....」
2人「....」
アンチョビ「ん?」
ペパロニ「今何時ッスか?」
アンチョビ「ん~っと....」チラ
アンチョビ「4時半」
ペパロニ「なるほど」
ペパロニ「姐さん、あちらをご覧ください」スッ
アンチョビ「窓がどうした」
ペパロニ「閉まってるんスよ」
アンチョビ「そりゃあ戸締りしたからな、だから蒸し風呂になってるんだろ」
ペパロニ「姐さん、私の背中を触ってみて欲しいッス」
アンチョビ「やだよ、どうせ汗だくだろ?私だってそうだ」
ペパロニ「....」
ペパロニ「聡明な姐さんならもうわかったはずッス」ニヤリ
アンチョビ「....」
アンチョビ「暑いからっていつまでも玄関先にいてもしょうがないぞ~」テクテク
ペパロニ「あ゛っ!ちょっと最後まで聞いてくださいよ~」タッタッ
ペパロニ「私が言いたいのは」
ペパロニ「早めに風呂入ってそのまま快適なクーラー生活を送りましょうってことッス!」ドヤ
ペパロニ「既に窓も閉まってますし、何より私ら汗だくッス!」
ペパロニ「さっさとサッパリしちゃいましょう!」ウズウズ
アンチョビ「なんでこんな時だけ回りくどい言い方するんだよ....」
アンチョビ「というかな、元からそのつもりだ!」
アンチョビ「私だってもう限界だ!暑い!!!ほら早く脱げ!!!!」ヌギヌギ
ペパロニ「了解ッス!」スポーン
ペパロニ「痒い所はございませんか~」ゴシゴシ
アンチョビ「それは頭洗う時に言うことだろ~」
ペパロニ「そうでしたっけ~」ゴシゴシ
アンチョビ「そうだぞ~」
ペパロニ「汗いっぱいかいたんで念入りに洗っときますね~」ゴシゴシ
アンチョビ「お~う頼む~」
アンチョビ「私が終わったら交代してやるからな~」
ペパロニ「ありがとうございます~」ゴシゴシ
ペパロニ「あれ?そういえば姐さん」
ペパロニ「今日は一緒に入るの何も言わなかったッスね」
ペパロニ「むしろ姐さんから誘ってきたような....」
アンチョビ「....」
ペパロニ「もしかして私の肌が恋しくなっちゃったんスか!?」
アンチョビ「違うわ!!!」
ペパロニ「え~じゃあなんでなんスかぁ」
アンチョビ「昨日の感じからして、別々に入ろうって言ってもどうせ聞かないだろ」
ペパロニ「そりゃあペパロニに二言はありませんから!!!」ドヤァ
アンチョビ「入る入らないで無駄な時間使うより2人ですぐ入った方がお互い得だと思ったんだ」
ペパロニ「あの短時間でそんなこと考えてたんスかぁ~!」キラキラ
アンチョビ「ああ!」
ペパロニ「やっぱり姐さんは凄いッスね!!!」ズイ
アンチョビ「ふふんそうだろうそうだろう!」
ペパロニ「よっ!アンツィオの誇り!」ズイ
アンチョビ「あんまり寄るなただでさえ狭い浴槽がなおさら狭い狭い狭い狭い」ギチギチ
アンチョビ「さっきのサウナとは大違いだぁ~」
ペパロニ「あ、風呂上がりといえば牛乳飲んでいいッスか!」
アンチョビ「いいぞ~」
ペパロニ「やったぁ!」
アンチョビ「ただあとのことはよく考えてから飲めよ」
ペパロニ「?」
アンチョビ「牛乳飲んだせいで腹が膨れたから晩飯食べられないとか言ったら」
アンチョビ「ここから叩き出す」ニッコリ
ペパロニ「今日も水が美味い!」プハーッ
アンチョビ「よろしい」
基本的に1回で1エピソードを心がけていますが今日は多めでした
まだなのか?
このままではペパチョビ不足で干からびてしまう!
アンチョビ「思いのほか早かったな~」スリスリ
ペパロニ「まあ2人がかりで毎食詰め込んだッスからね~」
アンチョビ「そう考えれば当然か~」
ペパロニ「そうッスね~」
アンチョビ「....」
ペパロニ「....」
ペパロニ「相変わらず暇ッスね」
アンチョビ「お前うちに来てから」
アンチョビ「『暑い~』か『暇~』しか言ってないだろ」
ペパロニ「まあ~」
ペパロニ「そうかもしれないッスね~」ゴロン
ペパロニ「んぇ?なんスかいきなり?」
アンチョビ「お前今の自分を見てみろ」
ペパロニ「....」チラリ
ペパロニ「このパジャマ可愛いッスね」ニコ
アンチョビ「そりゃ私が選んだからな、本当は人に貸す用じゃないんだぞ」
ペパロニ「ありがとうございます~」
アンチョビ「じゃなくて!」
アンチョビ「入浴後、ポカポカ心地よい体温」
アンチョビ「食後すぐ、満腹」
ペパロニ「そりゃあそうなるッスよ」
アンチョビ「それで転がったら絶対そのまま寝ちゃうだろ?」
アンチョビ「片目閉じてるぞ....」
ペパロニ「私も女子高生ッスからねぇ~、色気を出すためのウィンクってやつッスよ~....」ムニャムニャ
アンチョビ「馬鹿なこと言ってないでほら、立って」ヨイショ
ペパロニ「む~」スック
アンチョビ「なんですぐ隣にベッドがあるのにわざわざ床で寝るんだよ....」ンショ
ペパロニ「冷たいんで~....気持ち良いんスよ~....」ムニャ
アンチョビ「はいはい、ベッドで寝ような~」
ペパロニ「了解ッス....」ゴロン
ペパロニ「あ~床より柔らかい....」ムニャ
アンチョビ「何をいまさら....」
グイ
アンチョビ「ん?」チラ
ペパロニ「姐さんも....」ギュッ
アンチョビ「....」
アンチョビ「....は~」
アンチョビ「明日もあるし、早めに寝とくか~」ゴロン
ペパロニ「んふ」ニコ
アンチョビ「なんだよ」
ペパロニ「んふふ」ピタ
アンチョビ「さっきは冷たいのがいいとか言っといてなんでくっつくんだこいつは....」
ペパロニ「zzz....」ニコニコ
アンチョビ「....」
アンチョビ「おやすみ」ナデ
カチリ
ペースが落ちているのでこちらで暇潰しなんていかがでしょうか?(宣伝)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1490425283/
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