キャラ崩壊が多少あります。
時間軸は第二章あたり。
作者はキーボが嫌いと言うわけではない。
作者の気がつかない矛盾があったらごめんなさい。
あなたの押しキャラが殺害されてしまう可能性があるのでそこはご理解ください。
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東条「一応キーボ君の依頼である体を綺麗にすることは満たしたけれども…」
東条「こんなことでもクロになってしまうのだから困ったものだわ…」
東条「さて…やってしまったことについてあれこれ考えてもしかたないわ」
東条「問題はこれをどうリカバリーするか…」
東条「………………」
東条「決めたわ。一旦これは隠すことにするわ」
東条「そして今後の展開でどうするかを決定しましょう」
東条「とりあえずこれ(キーボ)は黒いゴミ袋に入れて隠しておきましょう」
東条「きめたわ。これは隠すことにしましょう」
東条「そうと決まればキーボ君を加工しに行きましょう」
超高校級の発明家の研究教室
東条「ここには色々な加工機器があるから金属の加工にうってつけね」
東条「まず、このキーボの亡骸をミキサーで粉々にしましょう」ガリガリガリ
東条「そして出来上がったこのキーボの破片、キーボ粉と呼びましょう、これをこの溶鉱炉に入れて熱し、キーボ粉を液体にする」
東条「その間に3D-CADと加工機でで球体の金型を作りましょう」
東条「作った金型に熱したキーボの液体を入れ、急速に冷やす」
東条「これでキーボ君は7個の球体になったわ。名づけてキーボールと呼びましょう」
東条「キーボ君に敬意をこめて、ワックスで拭いておきましょう」
東条「ふう…ピカピカになったわ」ピカピカ
東条「さて、後はこれの隠し方だけれど…図書室に隠しましょうか」
東条「まず、通気口のフタを外して」ガシャ
東条「その奥に大きな重りを置いた後に通気口を閉める。これは螺子で固定しましょう」
東条「そして通気口が簡単に開かないように細工する」
東条「準備は整ったわ。次は上の教室に行きましょう」
空き教室
東条「図書室と繋がっている通気口に最初は砲丸をいくつか入れる。これもワックスで拭いてあるのでキーボールと区別はつかないわ」
東条「次にキーボールを全て入れる」
東条「最後にまたいくつか砲丸を入れれば…」
東条「完成ね。これでキーボ君は見つかる事はないわ」
東条「運が悪くない限りね」
最原(昨日は百田君のトレーニングのおかげでどっと疲れたよ)
最原(でも久しぶりによく眠れた気がする)
最原(赤松さんが死んでから落ち込むけど)
最原(赤松さんとの約束を守るんだ!)
最原「とりあえず、食堂に行くか」
食堂
百田「よう、終一!なんだか今日は元気そうだな」
最原「うん、まあね。昨日トレーニングしたおかげかも。百田君のおかげだね」
百田「うんうん。お前はもっと自分に自信をつけたほうがいいからな」
茶柱「なんだかスッキリした顔になっていますよ」
東条「そうね。昨日とは比べ物にならないぐらい良くなっているわよ」
入間「ひゃーひゃっひゃっひゃ!なんだ?昨日の晩一発抜いたのか?」
茶柱「ちょっと!?下品な事を言うのはやめてください!」
真宮寺「そうだね。やっぱり、人は考え方次第で顔つきが変わるもんだネ」
真宮寺「夢野さんも神様を信じることで顔つきが変わっているからネ。ククク、それが言いか悪いかは別としてネ」
茶柱「いい訳ないじゃないですか!夢野さん!正気を取り戻してください!」
夢野「何を言っておる。ウチは正気じゃ」
アンジー「そうだよー。神様はちゃんといるんだからねー」
最原「夢野さんに何かあったの…?」
百田「ああ、なんだかアンジーに言いくるめられたみたいで神様を信じるようになったみたいだぜ」
最原「…そうなんだ…………」
百田「ああ、モノクマーズパッドを見たがる奴らはだいたいいねーな」
百田「王馬はゴン太を巻き込んで、なにやらたくらんでいるみたいだしな」
東条「春川さんは研究室前にずっといるみたいよ」
茶柱「星さんは昨日のことがあってかみんなに会うのは気まずいでしょうし、多分こないでしょう」
白銀「あれれ!?そういえばキーボ君は?」
東条「今日はまだ見ていないからまだ個室にいると思うのだけれど…」
茶柱「そういえば今日はみていませんね!」
最原「まあ、そのうち来るんじゃない?」
最原(ロボットだからご飯食べる必要ないけど動機について気になっているようだったし)
王馬「いやーみんなおはよう!元気してた?」
ゴン太「みんな、おはよう!」
百田「ちっ、噂をすれば…おい!王馬!何をたくらんでいるのか知らねえが俺たちの邪魔はするなよ!」
ゴン太「そうだよ!むしろみんなで仲良くするためにすごく考えているんだよ!」
百田「どうせそれも嘘なんだろ…それで?一体何しに来たんだ?」
王馬「いやーモノクマがさ、みんなに話したい事があるって言ってさ、食堂に集まれって言うから仕方なく来たんだよ」
百田「は?モノクマが?」
茶柱「そんなこと私は聞いていませんよ!」
夢野「ウチもじゃ」
アンジー「アンジーも初めて聞いたねー」
最原「ここにいるメンバーは話が来ていないのかな?」
東条「どうやらそのようね」
そのように話していると
星「やれやれだぜ。やっぱりみんないるのか。気まずいったらありゃしねーぜ」
春川「全く、モノクマの思いつきには困ったもんだね」
続々とメンバーが集まってきた。
最原「本当だ。モノクマの話を聞いていないとか?」
王馬「全くー人様を待たせるなんて出来の悪いロボットだな!」
ゴン太「どうする?ゴン太が呼んでこようか?」
モノクマ「その必要はありません!」ヒョコ
茶柱「モ、モノクマ!?」
モノクマ「はい!ボクモノクマです。いやー悪いねぇ。みんな集まってもらっちゃって」
白銀「それで?一体私たちに何のようなの?」
モノクマ「キミたちにやってもらいたいことがあるのだよ!」
王馬「それよりさ、キー坊はいらないってどういうこと?」
真宮寺「その言い方だと別の意味にも聞こえるネ」
モノクマ「キーボくんはちょいと忙しいみたいだしパスさせたの」
春川「なら私だって研究教室にいたいんだけど?」
モノクマ「あーもう!わがまま言わないの!」
モノクマ「それはね、『この学園内の掃除』をやってもらいたいのだー」
白銀「ええ!うっそーw!」
最原(別にそんなに驚くことじゃないよな)
東条「学園の掃除なら私がいつもやっているのだけれど?」
王馬「そうだよ!東条ちゃんがいつも掃除しているのにケチつける気か!モノクマは!」
茶柱「東条さんはいつも綺麗にしてくれるから助かっているんですから!」
夢野「うーん、メンドイ」
真宮寺「うーん、何を言い出すかと思えば掃除とは…ちょっと拍子抜けだネ…」
モノクマ「ボクは綺麗好きのクマだからね。やっぱり汚いのは許せないんだよ」
モノクマ「あと、いくら掃除しているっていっても東条さんだけでしょ?」
モノクマ「やっぱり、学園はみんなで綺麗にしないとね!」
茶柱「うむむ…モノクマのくせに言っていることはまともですね」
最原「でも唐突な感じもするけどね」
東条「モノクマが言うならやるしかないわね」
星「チッ、仕方ねーか」
そう言いながらモノクマは消えていった。
東条「地下室からね…」
白銀「あれれww?東条さんなにかお困りでしょうかww?地下室に何かあるんですかww?ドラゴンボールでもあるんですかぁ?」
東条「いえ…別に何でもないわ。ただ、先日事件があった場所だから気になっただけで…」
夢野「なんだか白銀が楽しそうに見えるのは気のせいか?」
白銀「そうかなw?まあ私は掃除が趣味だからねw徹底的にやろうかなってw」
茶柱「まあ、やる気があるのはいいことです!」
白銀「それじゃあ、ゲームルーム、AVルーム側と図書室側と二手に分かれてやろうよ」
アンジー「アンジーはいいよー神様も二手に分かれた方が効率が良いってー」
百田「俺は別にいいぜ」
真宮寺「僕も別に良いよ」
白銀「反対意見が出ていないようだし、二手にわかれてやりましょう」
白銀「ではこんなときの為に私がくじを用意したのでこれで分けましょうかw」
最原(くじまで用意しているのか…準備良すぎだろ…)
白銀「あ!私は最後なんでちゃっちゃと引いてください」
そんなこんなで二手に別れることになった。
図書室
最原
星
ゴン太
白銀
東条
茶柱
入間
ゲームルーム・AVルーム側
百田
王馬
真宮寺
春川
夢野
アンジー
転子「ぐぬぬ、夢野さんと一緒に掃除できないなんて…」
白銀「まあまあ、文句言わないで早くやろうよw」
最原「さて…図書室に来たわけだけど…」
白銀「掃除用具の準備なら私と東条さんでやっておいたよ」
茶柱「おお!ありがとうございます!」
そこにはいろいろな掃除用具が用意されていた。しかし…
入間「おいおいおい!誰だ?スパナやバールとかの工具を用意した奴は?」
白銀「それは私が用意したの!何かに使うと思って!」
最原(何に使うんだよ…)
入間「センスあるじゃねーか!褒めてやるぜ!」
最原(掃除のセンスは皆無だよ)
最原「普通使わないと思うんだけれど…」
茶柱「最原さん!白銀さんがせっかく用意したものにケチつける気ですか!」
茶柱「こういうときは気にせず『ありがとうございます』でしょ!全くこれだから男死は!」
白銀「まぁまぁw私は気にしてないから許してあげてw」
最原(僕が悪いのか…掃除でスパナだぞ…それ使って自分の頭治せって下手したら言うところだよ)
ゴン太「東条さんに白銀さん、ありがとう!」
星「感謝するぜ」
茶柱「他の男死はお礼が言えるようですね!それに免じて最原さんの件は許してあげましょう!」
最原「………」
東条「そうね。掃除の基本だけど、大事な事だわ」
白銀「それじゃあ、みんなで本棚の上の埃を落としていこう!」
そう言って白銀さんはバールを持って脚立にあがった。
彼女は埃を叩き潰す気なんだろうか。
昨日までこんなことする人じゃないと思ってたのに…
東条「…白銀さん、高い所は危ないから私がやるわ」
白銀「大丈夫大丈夫!私がやりまーす」
最原「白銀さん…いきなりバールを使うの?」
茶柱「最原さん!白銀さんがやる気になっているのに水を差すようなことを言うのはやめてください!」
茶柱「こういうときは『白銀さん間違っているよ。はい、はたき』ってやるのが普通です!」
最原(普通に考えて間違いだと思うけど、普通間違えないから言わないんじゃないか!)
最原「……おーい白銀さん、こっちのはたきを使って掃除してみてはどうでしょうか?」
白銀「わたしはこっちで大丈夫だから最原くんが使っていいよー」
最原「……茶柱さん、こういう場合はどうすればいいの?ご教授お願いします」
茶柱「……これは白銀さんが意地を張っているパターンですね」
最原(いや、アレはガチだぞ)
茶柱「時間が解決してくれます。放っておきましょう」
最原(茶柱さんにも理解できなかったんだな。面倒になって匙を投げてるし…)
こうして、一人突っ走る白銀さんを放っておいて、東条さん指導の下、掃除が始まった。
星「俺はここらへんを掃除するぜ。…みんなやりずらいだろうからな」
そういって星君は天海君が亡くなっていた場所を掃除し始めた。
東条「…みんながやりずらそうなところは星君がやってくれるみたいだから後は私が適当に采配するわね」
そして、それぞれ東条さんが指示したところを掃除し始めたのだが…
白銀「やっほっやったっ!」ガンガンガン
白銀さんはバールを使ってリズミカルに色々なところを叩いている。
誰も彼女の行動につっこまない。
彼女はやる気はあるんだ…ただ、空回りしているだけなんだ…
白銀「さてと、次は通気口の中を掃除するかな!」
掃除するかなって…やっぱりさっきまでのは掃除しているつもりだったのか…
東条「白銀さん…通気口はもともと汚れる場所だから掃除しなくていいわよ」
白銀「いやいやw私はやり始めたら徹底的にやるタイプなんでやりますよw」
そう言いながら通気口の蓋を開けようとした。
白銀「あれ…開かないな………フフフ、こういうときの為のバールですよ」
そう言いながらバールを使って蓋を開けようとした。
彼女の言う通りこういうときに使う為のバールだ。だんじて掃除の為ではない。
白銀「あれ、なかなか開かないなwwなんでだろw」
東条「白銀さん、諦めなさい。他の場所を掃除しましょう」
白銀「いやいや、もうすぐ開きそう、グググ…」バキッ
白銀「よしっ!開いたぞw」
東条さんの制止も空しく白銀さんは通気口の蓋を開けた。
そういえば、赤松さんは簡単に開けていたけど今回は開けるのにてこずっていたな。何でだろう?
白銀「中の掃除始めまーす!あれw??中に何かあってその奥にも何かあるぞ?何だこれはww?」
茶柱「え?通気口の中に何かあるんですか?」
白銀「そうなんだよwちょっと茶柱さん見るww?」
そう言って白銀さんは脚立から降りて、代わりに茶柱さんが上にあがった。
茶柱「うーん、本当ですね。手前には重りのようなものが固定してありますね」
茶柱「その奥にも何か丸いようなものがありますが、手前においてある重りのせいで取れませんね」
白銀「これは一体なんでしょうかね?いやwww誰がやったんでしょうねww」
東条「あまり触らないほうが良いのでは?」
白銀「いやーw気にならない?私めっちゃ気になるんですけどw?」
最原「白銀さん、なんだか楽しそうだね…」
そう言いながら茶柱さんは腕を通気口の奥のほうまで突っ込んだ。
茶柱「よし!何とか取れましたよ!……あっ!」ポロッ
茶柱さんは奥のほうにあったであろうものを引っ張りだしたのだがすぐにそれを落としたらしい。
そして、それは前回の事件で作られた赤松さんの仕掛けを通り…
星「ふっふ~ん♪」
天海君の死体のあった場所を掃除していた星君に目掛けて転がっていき…
星「…!おっと!」ゴトン!
星君はそれに気がついたのか身をかわし、砲丸が落下した。
東条「…………」
茶柱「…………」
最原「…………」
白銀「wwww」
入間「おい!何かあったか!?」
ゴン太「なにか音がしたけど何か落とした?怪我はない?」
星「ああ…大丈夫だ。怪我はねえぜ」
星「まったく…クールじゃねえな。天海と同じ方法であの世に送られるところだったぜ…」
星「で…誰なんだ?オレの命が欲しければ堂々と頼んでくれればあげるつもりなんだが…」
星「こうやって闇討ちのような事をするんだったら俺だって考えがあるぜ」
茶柱「さ、最原さんです!」
最原(茶柱さん、それは冗談でもやめてくれ)
最原「違うよ!僕じゃないよ!」
茶柱「ごめんなさい、星さん!私がやりました。怖くて思わず嘘ついてしまいました!」
星「なんだ…最原じゃなかったのか。わりぃな」
最原「だ、大丈夫だよ」
茶柱「すいません、星さんと最原さん。ちょっと手が滑ってしまったので…落としてしまいました」
星「なんだ?本棚の上に砲丸が置いてあったのか?」
白銀「そうなんだよwなぜか通気口の奥に重りがあってその奥にその砲丸が置いてあったみたい」
星「それを取り出したときに手が滑ったと言うわけか…」
ゴン太「危なかったね」
東条「怪我がないようで安心したわ」
入間「タマでタマがつぶれなくてよかったなぁ!」
星「………」
入間「じょ、冗談だよぉ…そう睨むなって…」
星「それにしてもなんでこんなもんが通気口にあるんだ?」
白銀「あ!もしかしたらw…」
赤松「よし!この砲丸で首謀者を殺害しちゃうよー」
赤松「砲丸を通気口に放りこんで首謀者を葬るよーなんちゃってーw」ポイ
赤松「待てよ…もしかしたら首謀者が複数人いるかもしれないな…」
赤松「もしものときに備えないとね!」
赤松「よし!私と最原君以外が全員首謀者だったときの事を考えて…」
赤松「あと十三個、砲丸を入れちゃおう!」ポイポイポイ
赤松「念の為に持ってきておいて良かったー」
///////////白銀の予想終わり///////////
白銀「ってことがあるかもしれないよw」
最原(それが事実だとしたら赤松さんアホの子じゃん)
星「それで一個以外は全てひっかかったと言いたいのか?」
最原「それはありえないよ。そもそも十四個も砲丸をリュックに入れたらものすごく膨らんでさすがに気がつくよ…」
東条「それに一個だけ引っかからないのは不自然だものね」
白銀「可能性を言っただけだよwそれより残りのも全部だそうよw」
白銀「茶柱さん、あとどれくらいあるかわかる?全部の砲丸出せそう?」
茶柱「そーですね…まだ砲丸はあるようですけど…一個出すのでも手間がかかったので全部出すのは骨が折れそうですね」
東条「なら、無理に全部出さずにもう二度と出せないようにしときましょう。通気口は完全に塞いでね」
茶柱「転子は東条さんに賛成です!これは危ないから無理に取りださずに塞いで放置しましょう」
星「だな。今は掃除があるし、無理してとる必要もないだろう。一応凶器になるものだからここに置いとくのも悪くないだろう」
最原「僕もそれでいいかな」
最原「というより問題はなんで通気口に砲丸があるのかってことだしね…」
白銀「…そーだね。みんながそう言うなら放置しておいて…なんで砲丸があるのか考えようか」
東条「それは掃除が終わってから全員が集合してから話す事にしましょう。もしかしたら、砲丸を放り込んだ人がわかるかもしれないわ」
ゴン太「そうだね。誰かが何か理由があったんだと思うよ」
入間「俺様でも理解できないけどな!」
話し合いの結果、砲丸の件は放置する事になった。
東条さんの指示が良いからなのか効率良く掃除が出来た。
白銀さんもちゃんと掃除をしてくれる様になり、
茶柱「やはり時間が解決してくれましたね。最原さん、ちゃんと女子の接し方を覚えてくださいね!」
と掃除をする様子を眺めながら、茶柱さんもご機嫌のようだ。
僕はあのときの茶柱さんは白銀さんを見捨てていたようにも見えたのだがそれが正しい接し方だったのだろう。
見捨てていたように見えたのは今になってはどうでもいいことだ。
掃除はあまり得意ではないが、白銀さんも正常になったし、掃除に専念することができた。
東条「最原君、ちょっとゲームルームの方はどのくらい掃除が進んでいるか見てきてくれるかしら?」
最原「うん、いいよ」
東条さんに頼まれ、僕はゲームルームに向かった。
最原「ドアを少し開けて覗いてみるか」
別に驚かせてやろうとかそういうのではなくただなんとなくこっそり覗いてみようと思って覗いてみたのだが
王馬「百田ちゃん、ビリヤード上手くないね!」
百田「いいや、ここから大逆転するんだ、よーく見とけよ!」
真宮寺「ククク、こうやってみんなでゲームで遊ぶのもなかなか楽しいネ」
男3人はゲームで遊んでいた。
アンジー「いやー、こうやってゆっくり休むのも大事な事だよねー」
夢野「うむ、こっちのメンバーにはうるさいのがいなくてよかったわい」
春川「モノクマの言う事聞くなんて嫌だしね。馬鹿正直に聞く必要はないよ」
夢野「そうじゃな。では、もう少し休んだら、また映画でもみようかの」
女子3人はだらだらしていた。
僕はゆっくりと扉を閉めて、東条さんとついでに茶柱さんに現状報告した。
すると、茶柱さんがゲームルームのほうの掃除班に移動する事になり、すぐさまゲームルームの方に向かっていった。
これで彼らも掃除してくれるだろう。
やっぱりね、僕たちだけが掃除するって言うのはダメだと思うんだよね。
茶柱「あなた達がちゃんと掃除しないのが悪いんでしょう」
掃除が終わった後、僕たちは食堂に集まる事になった。
茶柱「全く、これだから男死は!女子を見習ってちゃんと掃除してくださいね!」
百田「女子も映画見ていただけだっだよな…」
茶柱「百田さん、なにか言いました?」
百田「いや、なんでもねぇ」
白銀「そ~れ~よ~り~何か話す事あったよね~w」
春川「話す事?」
茶柱「あー通気口と砲丸の件ですか」
白銀「そうそうw発表しても良いよねw東条さんw」
東条「…別に私から許可をもらう必要はないと思うのだけれども?」
白銀「いやーwこっち側では掃除の指揮を執っていたからねw一応聞いてみただけw」
白銀「実は図書室の通気口に砲丸が詰められていたんだw」
百田「ん?」
夢野「んあ?」
アンジー「…?」
ゲームルーム側を掃除していた人は何を言っているんだって表情をしていた。
そりゃ、いきなり言われても理解できないよ。
真宮寺「へえ、そんな変わった事があったんだネ」
夢野「どうして通気口にそんな砲丸が詰まっているんじゃ?」
白銀「ちなみに誰かこの中に砲丸を詰めたっていう変わり者はいますか?」
白銀さんの質問にはいと答えるものは出てこなかった。
白銀「いないみたいだねw」
最原「こうなるとちょっと困ったことになるね…」
百田「ん?どうしてなんだ?」
最原「もし、この場にいないキーボ君も砲丸の件を知らないっていうことになったらね…」
夢野「そうなるとどうなるんじゃ?」
真宮寺「この中に噓つきがいるってことなるからネ」
王馬「しかも、その嘘の理由が話せないほど後ろめたい理由ってことにもなるしね」
白銀「それって殺人に関係があるってことww?こわ~いw」
星「そうなるだろうよ」
春川「めんどくさいことになったね。しかも、理由も意味不明だし…」
東条「ええ…通気口に砲丸を詰めておくなんて普通じゃ考えられないわ」
東条「砲丸を止めてある重りが時限式に取り外せる…ってなれば殺人が考えられたかもしれないけど…」
茶柱「それでも2個以上はありましたよ!何回ぶつける気だったんですか!」
ゴン太「誰かが殺人計画を立ててるかもしれないしね」
白銀「いやー怖い怖いwみんな用心しようねー」
白銀「あ!みんな、とりあえず砲丸は全て回収しておかない?危ないしね!」
白銀「準備はしてあるからいつでもOKだよ!」
最原「準備っていっても、用意された掃除用具で十分だよね」
百田「は?終一、掃除用具でなにをする気なんだ?」
最原「ゴメン、あんまり気にしないで」
最原(白銀さんが掃除用具としてバールやらを準備していた事なんて説明しても混乱するだけだ)
最原「それより白銀さん、それって今からやるの?」
夢野「メンドイ…」
真宮寺「みんな掃除で疲れているからね」
茶柱「そちらは私が行くまで遊んでいたでしょう!」
入間「砲丸は勝手に回収しても良いが、俺様は疲れたから今日はもう休むぜ!」
東条「みんな疲れているようだし…私とあなただけで回収するっていうのであれば私はかまわないけれど…」
東条「みんなで砲丸を回収したいなら明日にしてみてはどうかしら?」
白銀「う~ん、なら明日にしよっかな!楽しみは取っておきたいしw」
白銀「東条さんもみんながいたほうが何かと都合が良いんじゃないんですかww?」
東条「………」
最原(楽しみにするような事じゃないと思うけど…)
茶柱「そういえば明日の掃除はどうなるんでしょうか?」
最原「明日、モノクマがアナウンスしてくれるんじゃないかな?」
とりあえず、その場での話し合いは終わり、明日砲丸を回収することが決まったあと、僕たちは解散した。
次の日、モノクマのアナウンスで図書室が火事になったことを知った。
自分のssを待っていてくれた方、感謝します。
>>17 細かく砕いた方が溶け易いと思ったので。
違和感があるようであれば、仲間を失った東条さんが冷静さを欠いた行動をしてしまったと脳内変換お願いします。
通気口にコンクリ流し込んで固めるかと思ったけど、いっそ全部燃えカスにした方が都合いいわな
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