モバP「あずきたちと遊園地に遊びに出かける」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1488990635/
茄子「お仕事は終わりましたか?プロデューサー」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1395425882/
ちひろ「最近のライラちゃん、少し元気が無いように見えませんか?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1411317175/
モバP「美優さんと仁奈と一緒に夕時をのんびりと」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1446975693/
-事務所近所の商店街-
福引係員「福引やってるよー。まだまだ特賞、一等、二等、はたまた三等も残ってますからねー」
福引係員「特賞はなんとグァム旅行ですよー!是非商店街で買い物をして、福引に挑戦してくださーい!」
「すみませーん」
福引係員「は...いっ!!?」
茄子「?どうかされましたか?」
福引係員「い...いえ、なんでもありません...」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1494429994
福引係員「(去年の福引で、初日に特賞から四等までかっさらっていった悪魔....)」
福引係員「(忘れたくても忘れられない...トラウマが...また!)」
福引係員「い...い...っ、いらっしゃいませ!?な、何回お引きになられますか!?」
茄子「あっ、私が引くわけじゃないんです」
福引係員「へっ?」
仁奈「仁奈が福引するですよ!」
茄子「はいっ。私はその付添です」
福引係員「な、何回かな?」
仁奈「一回でごぜーますよ!はいっ、福引券一回分ですよ!」
福引係員「た、確かに...それじゃあ一回、どうぞ」
仁奈「よーし...行くでごぜーますよー!」
カラカラカラカラ....トンッ!トットットン....
チリリリン、リーンッ!!
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仁奈「えへへへへ...やったでごぜーます♪茄子おねーさんが、一緒に居てくれたおかげでごぜーますですよ!」
茄子「いえいえ。そんなことないよ?」
茄子「仁奈ちゃんがいい子でいるから、そのご褒美に欲しい景品が引けたのよ」
仁奈「そうでごぜーますか?えへへへ...」
仁奈「今日は欲しい景品が引けたし、茄子おねーさんにいい子って言ってもらえたし」
仁奈「すげー良い事ばかりの日でごぜーますよ♪」
茄子「ふふふっ♪ところで、どうしてその景品が欲しかったの?その三等の...」
茄子「温泉旅行の旅行券を?」
仁奈「仁奈すげー温泉に行きたくて、何とかできないかなーって思ってたら」
仁奈「福引の景品に温泉旅行があるって、知ったでごぜーます!頑張って福引券集めたでごぜーますよ!」
茄子「あらー、そうだったの。美優さんと約束したの?」
仁奈「美優おねーさんとも約束したですよ!」
茄子「やっぱりかー。ふふ、美優さん羨ましいなっ」
茄子「それに”みんなで”...美優さん以外の人とも、一緒に温泉に行く約束をしたの?」
仁奈「モバP(以下 P)とも約束したでごぜーますよ!三人で温泉にいこーって」
茄子「もう一人はプロデューサーだったんだー......」
茄子「....」
茄子「............」
茄子「..................あらー?」
茄子「.....」
早苗「.....」
凛「....」
楓「むぅ~~~~」
千枝「....えっと....」
仁奈「これで三人で温泉に行けますですよ、P♪」
仁奈「一緒に温泉に入るの、今から楽しみでごぜーますよ♪」
仁奈「P、汗がすげーですよ?大丈夫でごぜーますか?」
P「大丈夫だよ?ちょっと室温が高いのかなー....あははは」
凛「プロデューサー、室温は適温だよ」
千枝「千枝も確認しました」
P「そ、そう...?あははは...」
P「(どうしてこうなった!?いや、約束した俺が悪いんだけど)」
仁奈「はーい、わかったですよー!」
早苗「ちょっとP君どうなってるの!?美優ちゃんと仁奈ちゃんと一緒に、温泉に行く約束をしてたって!?」
楓「ひどいです、プロデューサー...私の方が、先に一緒に温泉に行く約束をしてたのに...」
千枝「はい?楓さん、それは一体どういう事ですか?」
凛「それも気になるけど、まずは...プロデューサー、どういうことかな?」
P「その時の最善の選択をした結果の....副作用というか...」
早苗「はぁ?なんでそれで、三人で温泉旅行に行く約束をすることになるのよ?」
茄子「ふふっ...まあまあ?まずはプロデューサーから、仔細を聞かせてもらいましょう?」
千枝「Pさん、話してくれますよね?」
P「う...えっと...事の起こりはこの前三人で晩御飯を一緒に食べた時...」
凛「(ちぃっ!!やっぱりあの時...!だから反対したのに!)」
千枝「(うぅ~~、まさかこんなことになるなんて....)」
P「早苗さんにあるんですよ!?」
楓「ほほぉ....」
茄子「あらあら...」
早苗「ちょっと!?なんでアタシが出てくるのよ!?」
早苗「アタシが何を言ったら、今日みたいなことにな....あ....」
凛「早苗さん?思いっきり心当たりがあるみたいですけど?」
早苗「いやいやいやいやっ!?まさかあんなことで....あんなことが原因なの?」
早苗「えーっと...美優ちゃんの部屋で、温泉番組見ながら」
早苗「P君と混浴したら、P君照れて面白いだろうなーって...仁奈ちゃんにそう言って...」
P「それですよ。原因の一つは!」
早苗「あ、あはははは...まさか、こんな展開になるなんて...それについてはゴメン!」
千枝「い、いえ!?なんでもありません!」
千枝「(ひょっとして、千枝も今日の出来事の原因なんじゃあ...?)」
千枝「(ここは...この場は静かにしていましょう)」
凛「それでプロデューサー、一体どうするつもりなの?」
仁奈「?」
P「(どうする?どうする俺!?)」
P「(こういう時は、それぞれのパターンで一番最悪な状況を想定するんだ!)」
P「(それで、比較的損害の軽微な選択をする!まずは....)」
P『ごめん仁奈。約束したけど、やっぱり一緒に温泉には行けないよ』
仁奈『え....?』
P『その...アイドルとプロデューサーが泊まりがけで出かけるのは...』
仁奈『約束...約束したのに...!』
仁奈『Pの嘘つきっ!!大っ嫌いでごぜーますよ!!』
仁奈『Pともう会いたくねーですよ!!仁奈、アイドルもやめるでごぜーますよ!!うわぁああああんっ!!』
P『あっ!?仁奈待って!!』
『仁奈ちゃん、可哀想....』
『できないことを、軽はずみに約束するから...』
『あんな小さい子を、あんなに傷つけて....』
『失望したなぁ...』
『プロデューサーのこと、もう信頼できない...』
『私たちも辞めよっか?信頼関係壊れちゃったんだし、プロデューサーのもとでアイドルは続けられないよ』
P『み、みんな待って...待ってくれーーー!!』
【BAD END】
---
P「(最悪を考えたら...こうなる可能性はあるよな)」
P「(ダメだダメだ!こんなの選択できない!)」
P「(もう一つの選択肢に望みは...)」
P『よーし、行こうか!約束したもんな』
仁奈『わーい♪楽しみでごぜーますよ!』
P『はははっ...』
『え...本当に行くんですか?』
『まさか...美優さんと一緒に温泉に行くために、仁奈ちゃんを利用したんじゃ』
P『え?』
『なにそれ...キモい...』
『あんな小さい子の、純粋な好意を利用して....』
『失望したなぁ...』
『プロデューサーのこと、もう信頼できない...』
『私たち、辞めよっか?信頼できなくなっちゃったんだし、プロデューサーのもとでアイドルは続けられないよ』
P『み、みんな待って...待ってくれーーー!!』
【BAD END】
---
P「(どっちもダメじゃないか!?まずい...まずいぞ!)」
P「(何か突破口を...第三の選択を...ん?)」
P「仁奈、ちょっとその旅行券見せてくれないかい?」
仁奈「どうぞですよ!」
P「(...!あった!第三の選択が!)」
仁奈「有効期限、でごぜーますか?」
P「うん。それでね?有効期限内に俺と美優さん、それに仁奈が一緒に二日以上休める日がないんだよ」
仁奈「あ...」
P「この二日は美優さんと仁奈はオフだけど、俺はみりあの泊りがけのロケに同行するんだ」
P「みりあだけの仕事で、俺が同行しないわけにはいかないんだ」
P「だから...せっかく仁奈に温泉旅行をプレゼントしてもらったのに...」
仁奈「...お仕事なら、仕方ねーでごぜーますね...」
P「う...本当にごめんね、仁奈」
仁奈「Pは悪くねーですよ....そっか...残念でごぜーます...」
早苗「(これは...くるわぁ...)」
楓「(なんだか...私が悪い事をしてる気分になります...)」
茄子「(事実ですし...この選択しかないにしても...)」
凛「(見てて辛い...)」
千枝「(なんだか...千枝が泣いちゃいそうになります...)」
<ガチャ
ちひろ「お疲れ様です。ただいま戻りました」
みりあ「戻りました....はぁ....」
千秋「お疲れ様です...」
P「お疲れ様です...どうしたんですか!?三人とも、特にみりあの元気がないみたいですが?」
ちひろ「それが、この日のみりあちゃんのロケが先方の都合で中止になったんです」
P「え!?」
千秋「博物館巡りをするロケなのだけど....」
千秋「みりあちゃんの元々のロケ、動物園のロケと比べると...ね?」
P「楽しみにしてたもんな...動物園のロケ」
みりあ「うん...でも、仕方ないよね...」
みりあ「それに新しいお仕事ができたんだから、そのお仕事を頑張らないとっ」
早苗「お姉さんが全部聞くから。アタシ、意外と聞き上手なのよ?」
みりあ「ううん...大丈夫だよ?みりあ、博物館も楽しみだよっ♪」
楓「(いい子...)」
茄子「(いい子です...)」
凛「(もっと我儘言ってもいいのに、いい子だなぁ...)」
千枝「(Pさんとお仕事だったのに、みりあちゃん可哀想....)」
P「ん?俺ですか?」
ちひろ「みりあちゃんは千秋ちゃんと雪乃ちゃんが一緒ですから、Pさんが同行する必要はなくなったんです」
P「まぁ...そうなりますね」
ちひろ「Pさん最近は、まとまったお休みは取れてませんよね?」
P「確かに...そうかもしれませんね」
ちひろ「なので、この機会に久々に連休をとったらどうですか?」
P「え!?」
仁奈「えっ!?」
ちひろ「連休ですから泊がけでも...ん?仁奈ちゃんなーに?」
仁奈「ちひろおねーさん!すげーいいものが、あるでごぜーますよ!」
ちひろ「いいもの?なにか...って?あ、あれ?楓さん?」
楓「ちひろさ~ん?ちょっとこっちへ...」
茄子「千秋さんもどうぞ、こちらへ」
千秋「え?私も?」
凛「仁奈ちゃんとみりあちゃんは、ちょっと待っててね?」
仁奈・みりあ「「?はーい」」
千枝「ちひろさん...タイミングが悪すぎです」
ちひろ「え?タイミングが悪い?」
茄子「実は....」
ちひろ「ふむふむ....へー、なるほど!って」
ちひろ「そんなことになってるなんて、知る訳ないじゃないですか!」
早苗「まぁ...そうよねぇ」
P「あ...う、うん...どうしようか?」
千秋「....良かったわね、仁奈ちゃん。Pさんと温泉に行けて」
P「!?」
千枝「え、え?千秋さん!?」
千秋「一緒に美優さんも行くのよね?ふふっ、楽しんでくるのよ?」
仁奈「はいですよ♪二人とたくさん遊びやがるですよ♪」
千秋「しょうがないでしょ?今更行かないなんて、アナタ言えないし」
千秋「言ったらダメでしょ?あれだけ期待してる仁奈ちゃんに」
千秋「みんなも同じ考えだったんでしょ?」
楓「...そうですね。あの笑顔を歪めたくは...ありません」
凛「立場上は褒められたことじゃないけど...まあ、私も同じだね」
早苗「しっかり家族サービスしてあげて、P君も楽しんでくるのよ?」
茄子「こうなった、もう開き直っちゃいましょう?」
千枝「Pさんが謝ることはないです!....でも、そのみりあちゃんの...」
みりあ「仁奈ちゃん、いいなぁ...」
仁奈「あ...」
ちひろ「頼りきりで心苦しいですけど、フォローをお願いしますね?」
P「(このままだと、仁奈も気持ちよく旅行に行けないしな...)」
P「はい、任せてください!」
みりあ「えっ!みんな一緒にお出かけ!?いいの!?いくいくっ♪行きたいっ♪」
千枝「(うう、その日は千枝お仕事...また、機会はありますよね)」
みりあ「どこへお出かけするの?」
P「そうだな....」
P「みりあが行きたいところなら”どこでも”、したいことなら”なんでも”いいよ」
楓・茄子・早苗・千秋・ちひろ・凛「「「「「はあっ!?」」」」」
みりあ「”どこでも”、”なんでも”いいのっ!?」
ちひろ「はーい、ちょっとこっち来てくださーい!」
P「え?な、なんですか?」
ちひろ「なんで”どこでも”、”なんでも”いいなんて言うんですか!?」
P「え?だってこっちで制限を掛けたら、みりあが可哀想じゃないですか?」
千秋「気持ちは分かるけど...候補を挙げて、選んでもらう形にした方が良かったと思うわよ?」
P「はははっ、大丈夫だって。ほら、見て?」
仁奈「みりあちゃん、良かったでごぜーますね!」
みりあ「うんっ♪迷っちゃうなー、えへへっ♪」
P「あんな無邪気な笑顔で悩んでるみりあから、とんでもないお願いが出てくるわけないじゃないか?」
茄子「あのー、Pさん?あまりそういう事は言わない方が」
P「茄子まで...はははっ、心配性だなー」
楓「プロデューサー?言霊って、知ってますか?」
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