(事務所)
バーン(雷)
社長「し、しかし」
謎の男「残念ながら彼にはそうしてもらうしかないのです。」
社長「私たちにはまだ彼の力が必要なんだ!」
謎の男「これ以上言うと765プロがどうなっても知りませんよ。」
社長「そ、それだけは!」
謎の男「では失礼します。くれぐれもごまかそうとは考えないように。」バタン
社長「くっ」
・・・
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1494680492
ガチャ
p「おはようございます。」
ひなた「あ、おはよ、プロデューサー。」
p「おお、ひなたおはよう!どうしたんだい?今日はオフの日だろう?」
ひなた「田舎のおじいちゃんがね、私に野菜をたーくさん送ってきてくれたんだ。だから今日はおすそ分けしようと思ってね。」
p「そうか、ひなたは仲間思いだなぁ。」
小鳥「プロデューサーさん、おはようございます。社長がお呼びですよ。」
p「社長が?今日は特に話をすることあったかな?」ガチャ
小鳥「プロデューサーさん・・・。」
p「失礼します。」
社長「ああ君、いきなりすまないね。」
p「はい、どうかしましたか?」
社長「まぁ座りたまえ。」
p「失礼します。」
社長「この頃どうかね?」
p「シアター初ライブも終えて少しずつ色々な人に知ってもらえるようになったのではと思っています。今ならば新しい仕事も入りそうですので営業を頑張っています。」
社長「そうか・・・。」
p「一体どうしたんですか?」
社長「実はとても言いにくいことなんだが・・・。」
p「な、何かアイドル達の身に何かあったのですか?それとも事務所の経営が・・・」。
社長「いや、君のことだ。」
社長「わかっている。君の熱い思いにはいつも感謝している。しかし765プロのためには仕方ないことなんだ。」
p「ど、どういうことなんですか!」
社長「すまない、しかしこれは命令なのだ。」
p「社長!お願いします!それだけは!」
社長「君!」
p「どうか!」
ガチャ
ひなた「社長、プロデューサー、お茶が入ったよ。」
p「くびだけは勘弁してください」
p・社長「・・・・・・」
p・社長「はい?」
ひなた「?」
Dreaming! (~1:35)
https://www.youtube.com/watch?v=mv1UDSZI6kM
本作品はアニメ版『THE IDOLM@STER』の世界を想定しています。
時系列では、劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』へ以降となっております。
よければご覧下さい。
【ミリオンライブ!】第1話 Welcome!!
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1491055230/
【ミリオンライブ!】第2話 自然体の笑顔
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1491742966/
【ミリオンライブ!】第3話 目指せガーリー!
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1492261284/
【ミリオンライブ!】第4話 全力パフォーマンス!
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1492866038/
【ミリオンライブ!】第5話 通じ合う心
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1493805656/
【ミリオンライブ!】第6話 いつかのために
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1494250343/
p「まさか有休を取れ、という話だったとは・・・。」
小鳥「昨日労○から人が来たんですよ。この頃厳しいんですよね、この前の○通の件があってから特にです。」
p「そうだったんですか・・・。まぁ今日はレッスンを見るだけだったので、他の先生にお願いしましょう。」
小鳥「せっかくの休みなんでちゃんとリフレッシュして下さいね!」
p「あれ?じゃあPさんや律子はどうしたんですか?あの2人は今日も仕事のはずですが・・・。」
小鳥「律子さんはああ見えても休みを取っているんですよ。未成年ですからね。」
p「Pさんは?」
小鳥「今年から管理職になったので問題ありません。」
p「oh・・・。」
ひなた「んで、結局何があったんだい?」
p「まぁ簡単に言うと今日はお休みを取りなさい、って言われたんだよ。」
ひなた「ふぅん、そうなんだ。確かにプロデューサーはいつもたーくさん私たちのために動いているから、たまには休んでもらった方がいいべさ。」
p「ひなた・・・(涙)。」
小鳥「天使ですね。」
p「はい・・・。あ、音無さんは大丈夫なんですか?」
小鳥「あ、はい。社長から私は大丈夫だと言われているので・・・。」
p「え、なんで小鳥さんは?」
ひなた「きっと仕事中によく別のことをしているからじゃないかな?」
小鳥「グサー!!」
p「純粋って怖い・・・。」
ひなた「好きなことをすればいいんじゃないんかい?」
p「ひなたは今日この後どうするんだい?」
ひなた「うーん・・・、私もこの後は特に予定はないんよ・・・。」
p「お互い暇だな。」ハハハハ
ひなた「そうだね。」ハハハハ
ドタドタドタドタ・・・
響「遅刻だー!プロデューサーごめん!」
ひなた「響さん、おはよ。」
p「どうしたんだいそんなに慌てて?」
響「ひなたに、新しい方のプロデューサー!いや自分今日収録が入っていたのを忘れてて・・・。」
小鳥「響ちゃん、今日の仕事はキャンセルになったのよ。連絡していなかったかしら?」
響「え、そうなのか⁉」
p「確か、あずささんがアメリカに行ってしまった関係で、今日のあずささんとの収録が一週間延びたんじゃなかったけ?」
響「そ、そうだったのか!助かったぞー・・・。」
ひなた「響さんは案外おっちょこちょいさんなんだね。」
響「そ、そんなことないぞ!今日は偶然なだけ!本当は自分、完璧だからな!」
小鳥「強がる響ちゃんもかわいいわ・・・。」
p「また何か変な妄想していませんか?」
ひなた「響さんも私たちと同じだねぇ。」
響「ん?ひなたも今日は暇なのか?」
ひなた「そうなんだ、私はもともとオフで、プロデューサーも今日はお休みになったんだよ。」
響「プロデューサーもなのか!」
p「有給を取れって社長に言われてな。」
響「へー。でもそうだな、ピヨ子と違っていつもサボらずに忙しそうだからな!」
小鳥「ガハッ!」バタ
p「小鳥さん、強く生きて・・・。」
p「え、一緒に?僕もかい?」
響「そうさー!せっかくの休みなんだから、みんなで過ごした方が楽しいぞ!」
ひなた「うわー、いい考えだねぇ。あたし響さんと一緒に遊ぶなんて初めてだからなんまらたのしみだよぉ。」
響「喜んでもらえて嬉しいさ!じゃあひなたはどこか行きたいところあるか?」
ひなた「あたしが選んでいいんかい?」
響「ああ!自分、先輩だから後輩の意見を尊重するんだぞ!」エヘン!
ひなた「そうだね・・・、じゃあ新宿や渋谷に行ってみたいなぁ。」
響「し、新宿?渋谷?」パチパチ
ひなた「うん、あたしね、上京したばかりでまだ全然東京を知らないんだ。響さんに色々と教えてほしいべさ。」
p「なるほどね。僕も長い間日本にいなかったから案内してほしいな。」
ひなた「いいかい、響さん?」
響「も、もちろんだぞ!自分に任せるさー!」
p「・・・、本当に大丈夫?」
響「う・・・、じ、実は自分もまだ人がたくさんいる所が好きじゃないから、都心はあまり詳しくないんだ・・・。」
ひなた「そう・・・。気を遣わせてしまってごめんね・・・。」
響「で、でも!東京のラーメン屋ならば詳しいぞ。特に二十郎は全部行ったことあるんだ!」
p「へー、響があんなラーメンが好きなんて意外だな。」
響「自分も本当はあんなに行く気はなかったんだぞ・・・。」(遠い目)
ひなた「プロデューサー、あたしもラーメンをたくさん食べれば、響さんみたいに上手く踊れるようになれるんかい?」
p「それだけはダメ。」
響「そうだ!シアターメンバーで今日他に暇な人に案内してもらえばいいじゃないか!」
ひなた「いいね、響さんが言ったようにみーんなで遊んだほうが楽しいよ。」
ガチャ
のり子「すいません、書類を提出しに来ました。」
響「ちょうどいいところに一人来たぞ。」
p「あ、のり子!言っていた書類を提出していなかったな!」
のり子「ゴメンゴメン。すっかり忘れていたんだ。だから今日直接事務所に出しに来たんじゃん。それで勘弁してよ。」
p「やれやれ。」
のり子「うん?まぁね。ちょっとバイクに乗ってどこか行こうかなって思ってはいるけど。」
響「なぁ、もしよければ自分たちと遊びに行かないか?」
ひなた「あたしと響さんとプロデューサーで今から遊びに行こうって話をしていたんだ。」
のり子「へぇー、響とか!響と遊びに行ける機会なんて滅多にないし、せっかくのチャンスだし行こうかな。」
響「よーし!これで都会に詳しい人間が加わったぞ!」
のり子「え?都会に詳しい?何の話?」
p「いや、今日ひなたのために新宿や渋谷に遊びに行こうって話をしていたんだけど、僕や響があまり詳しくないからさ。だから誰か詳しそうな人いないかなって思っていたんだ。ののり子「うーん、新宿や渋谷か・・・。アタシさ、バイクでツーリングすることが多いからさ、詳しいってわけではないんだよね・・・。遊びもスポーツすることが多いし。」
響「そうなのか?でも自分たちよりは詳しいと思うぞ。」
のり子「うーん、あまり期待されているほどのこと出来るかなぁ・・・。できれば他の人がいた方がいいかもね。」
p「うーん、そうなると・・・、」
響「新宿や渋谷に詳しくて・・・、」
のり子「都会の女性の遊び方を知っている・・・。」
ひなた「何だか、大人の女性って感じだねぇ。」
プルルルル
p「おや、誰からだろう。」ピッ
p「はい、もしもし。」
電話(?「プロデューサー君!聞いてよ!昨日の夜合コンが会ったのに誰も私を誘ってくれないのよ!今日せっかくオフにしていたのに、最悪よ!」)
p「あー、あのさ・・・(ゴニョゴニョゴニョ…)うんじゃあそこで待ち合わせで。うん、よろしく。」ピッ
p「人員、確保しました。」
ひなた・響・のり子「?」
(事務所近くの駅)
莉緒「みんなー、こっちよー!」
のり子「おはよう莉緒姉。」
p「いきなり呼び出して悪いな。」
莉緒「いいのよ、いいのよ私も退屈していたんだから!」
ひなた「莉緒さんも今日は暇でよかったよぉ。」
p「あ、ひなたそれはパワーワード・・・。」
莉緒「・・・そうよ、本当は忙しい一日になるはずだったのよ!それなのに、それなのに!」
響「ま、まぁまぁ、今日は莉緒から大人の女性の休日の過ごし方を教えてもらうつもりなんだぞ!」
のり子「そ、そうそう、私たちじゃわからないことばかりだからさ!たくさん教えてほしいよ!」
莉緒「そ、そうなの?よーし!今日は私がみんなに恋のレッスン初級編を伝授しちゃうわよー!!みんな着いてきなさい!」
ひなた「はぁーい、みんな行くよぉ。」
のり子「大丈夫?なんか趣旨変わっていない?」
p「ま、まぁ莉緒のことだから何だかんだちゃんとやってくれるよ。」
響「自分、もう何だか不安だぞ・・・。」
ひなた「わあ…やっぱり東京はあっちゃもこっちゃも人がいっぱいだねえ。それに建物ばっかりだよぉ。」
のり子「まぁひなたが暮らしていた場所では考えられないよねぇ。」
ひなた「東京の空気もいいけど、故郷の方が好きだよぉ。」
響「あ、自分もその気持ちわかるぞ!同じ空気でも場所によって全然違うんだよな!」
ひなた「いっそのこと、ぜーんぶリンゴ畑にしたらいいのにねぇ。」
響「そ、その発想はなかったぞ・・・。」
ひなた「そうなのかい?あたしの所だとよくこわぁーい顔のおじさんが来て「土地を寄こせぇー」って言っているんだよぉ。」
p「地方って怖い・・・。」
響「場所によると思うぞ・・・。」
莉緒「みんなー、何をぐずぐずしているの!さぁー、お姉さんが大人の女性について教えてあげるわよ!ついてきなさい!」
p「り、莉緒早い、待ってくれー。」
ひなた「響さん。」
響「うん?どうしたの?」
ひなた「あのね、はぐれないように響さんと手ぇつないでもいいかい?」
響「(キュン!) も、もちろんだぞ!片方だけでいいか?それとも両手にするか?」
ひなた「片手だけでいいよ。ありがとぉ。」
響「わ、わかった。はい!」ギュッ
ひなた「わぁー響さんの手あったかいねぇー。何だか心があったまりそうだよぉ。」
響 プルプル
のり子「ねぇねぇ響大丈夫かな?なんか体が震えているけど。」
p「ひなたのかわいさに悶絶しているんじゃないか?」
のり子「あーなるほどね。」
莉緒「やっぱり女の子といったら買い物よ!」
p「おおー、都会の女性っぽい!」
響「何を買うんだ?」
莉緒「服よ、服!女性は服が命よ。服が印象を決めるの!」
ひなた「へぇー、勉強になるねぇ。」
のり子「莉緒姉のおススメの服はある?」
莉緒「そうね・・・、今ののり子ちゃんに似合うのは・・・、これよ!」バン
のり子「え?」
p「ちょっと露出が多すぎないか?」
莉緒「何を言っているの、みんなに注目する服はこういう服って雑誌に書いてあったのよ!」
響「ファッション雑誌にか?」
莉緒「『モテ女の心』という雑誌よ。」
p「男だけど聞いたことがないな・・・。」
ひなた「へー、これが東京の女の人の服装なんだね・・・。」
莉緒「そうよ、ひなたちゃん!さぁのり子ちゃん、私の分もあるから一緒に着替えに行くわよ!」
のり子「ちょっ莉緒姉、引っ張んないでー、やだー・・・。」ズルズル
p「行っちゃったな・・・。」
響「ひなたに似合う服は自分が選んであげるね。」
ひなた「よろしくねぇ。」
莉緒「買い物の後はカラオケよ!狭い空間の中で密着することで、距離を縮めるのよ!」
響「何だか理想のデートコースになっていないか?」
ひなた「そうなのかい?あたしはとっても楽しいよ。」
p「ま、まぁひなたが楽しいならばいいか・・・。」
のり子「・・・」グッタリ
莉緒「別になんて言わないで~、またねって言って~♪」
のり子「選曲が全体的に重い・・・。」
p「まさか本当のデートではこれを歌わないよな・・・。」
ひなた「莉緒さんは歌声がキレイだから問題ないと思うよ。」
莉緒「ひなたちゃん、ありがとう!さぁ私が歌い続けちゃったから次は・・・、響ちゃん!」
響「じ、自分か?じゃあ・・・。」ポチポチ
p「何を選ぶんだろう?」
のり子「響のことだからかっこいい曲かな?」
莉緒「いや、かわいい曲じゃないかしら。」
響「じゃあこれで。」
約束
響「この曲は自分や765プロたちにとって大事な曲だからな。みんなには一回ちゃんと聞いてほしいと思って選んだんだ。」
莉緒「いい曲よね、間違いなく。確か千早ちゃんが大変だった時にみんなで作った歌なんでしょう?」
響「そうさ。千早がアイドルをやめようと考えていたくらい落ち込んでいた時に事務所のみんなで歌詞を書いていったんだぞ。」
のり子「こんなことを聞いていいのかわからないけど、なんでそんなに千早のためにやれたの?」
響「大事な仲間だからさ!全然売れていない時から一緒にレッスンして、仕事をしてきて支えあった仲間だからだぞ。いや仲間というよりも家族かな!」
のり子「家族か・・・。」
p「本当にPさんや先輩アイドル達の絆はすごいよな。」
莉緒「私たちも見習っていかないといけないとね。」
ひなた「家族・・・。」
後半は水曜10:00頃更新予定。
あの曲好きだったなあ
一旦乙です
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